ショートドラマアプリ「BUMP」、米国市場に現地制作を展開

ショートドラマアプリ「BUMP」が米国に進出！

ローカライズを越えた新しいショートドラマを提供するアプリ「BUMP」が、韓国に続いて米国市場での制作を開始しました。運営会社であるemole株式会社は、現地のクリエイターや制作会社と協力し、独自の「カルチャライズ」作品を展開していくことを発表しました。

米国市場の重要性と戦略

まず注目すべきは、ショートドラマアプリが世界的に急成長している中、米国市場が圧倒的な収益規模を持つことです。Sensor Towerの調査によれば、2025年第1四半期にはショートドラマアプリの収益の49％が米国で発生するとされています。この数字は、EMOLEが米国における成功を重視する理由の一つでもあります。

カルチャライズの重要性

emoleは、ただの翻訳や字幕付けにとどまらない「カルチャライズ」が重要であると考えています。現地のクリエイターと連携することで、そこの文化やトレンドを反映した作品を制作します。これにより、視聴者にとってより共感を得やすいコンテンツとなるのです。

柔軟な配信体制

「BUMP」では、縦型と横型、どちらのフォーマットにも対応しているのが特徴です。この自由な配信スタイルは、制作会社やクリエイターにとって魅力的な条件であり、他のプラットフォームよりも合作しやすい環境を提供しています。

先行配信される2作品

米国版アプリ「BUMPiNT」で先行公開されるのは、以下の2作品です。

1. 『盲目妻の逆襲-リベンジ・イン・ザ・ダーク-』
アメリカの脚本家と共同制作で生まれたこの横型作品は、NYを舞台にした痛快な復讐劇です。視力を失った妻エリーが、夫の不倫を知ることで引き起こされるドラマが展開されます。
公開日時：2025年9月10日（米国）、10月以降に日本、韓国、台湾を含む他地域へ配信。

2. 『シークレット・スター ~私の秘密のスクールライフ~』
人気ポップスターが高校に潜入し、高校生活での友情や裏切りを描いた縦型作品。主人公ライリーが「アデライン」としての秘密を守りながら成長していく姿が見どころです。
公開日時：2025年10月（米国）。日本、韓国、台湾などの配信日は未定。

BUMPの未来に向けて

emoleは、今後も魅力的なコンテンツを制作し、世界中の視聴者に新しい価値を提供することを目指しています。ショートドラマアプリ「BUMP」は、総ダウンロード数が250万回を超え、幅広いジャンルで作品を提供しています。特にZ世代をターゲットにした刺激的なコンテンツを届けることで、さらに多くのユーザーを獲得していくでしょう。

「BUMP」は未来のストーリーテリングを定義する一翼を担いながら、誰もがクリエイティブな挑戦を楽しめるプラットフォームとして進化していくのです。興味があるクリエイターの方は、ぜひ制作へチャレンジしてみてください！