健康を自分のものとして。杉良太郎氏らがマツダ病院を訪問し発信した思い
2025年1月23日、広島県に本社を置く自動車メーカー「マツダ株式会社」とその関連の「マツダ病院」に、厚生労働省特別健康対策監の杉良太郎氏、肝炎プロジェクトのスペシャルサポーターである瀬川瑛子氏、山本譲二氏が訪問しました。これは、「知って、肝炎プロジェクト」の一環として実施されたもので、社内外での健康啓発を目的としています。
健診センターの視察
杉氏らはまず、マツダ病院の健診センターを視察しました。病院長の田村徹氏と健診事務リーダーの森康晴氏から、健診センターの運営状況やサービス内容について説明を受けました。このセンターでは、年間27,000名の従業員やその家族、地域住民に対する健康診断や予防接種を行っており、特にインフルエンザワクチンは4,200名以上に接種を実施していると述べられました。
また、海外出張に出る従業員向けに各種ワクチン接種も行っており、地域住民を含めた健康管理に努めていることは、杉氏、瀬川氏、山本氏の称賛を受けました。彼らは、マツダ病院が従業員に対する配慮を行い、健康的な職場環境を整えていることに感心しました。
健康がすべてを左右する
その後、杉氏は竹内氏と「従業員の健康」について対談し、企業が病院を運営することの意義を語りました。日本において、企業が自身で医療機関を持つのは稀有なケースですが、マツダはその重要性を理解して実践しています。杉氏は「健康が害されると全てを失うことになる」と警鐘を鳴らし、どんな状況であれ、個人が健康を守る意識を持つことの大切さを繰り返しました。
病のリアリティ
一方、トークイベントでは山本氏が自身の大腸がん闘病の体験を語り、早期発見の重要性を訴えました。瀬川氏も肝炎の危険性について語り、特に「沈黙の臓器」と称される肝臓の健康管理の重要性を強調しました。家族に対する無関心がもたらした結果を振り返り、健康管理の必要性を再認識しました。
めぐる思いと未来への希望
長沖氏は「人は宝」とする企業理念を述べ、従業員の健康が企業の礎であることを改めて説明しました。この理念は、従業員だけでなく地域社会の健康にも寄与していることが、今回の訪問で明らかになりました。また、参加した従業員からは、このような企業に勤務していることへの感謝の言葉が寄せられました。
結論:健康は最も大切な財産
最後に杉氏はオーディエンスに向けて、自身の健康は自分にしか守れないものであり、健康を個人の問題として真剣に考えるよう求めました。彼の言葉は、訪問を通じて、健康への意識改革の必要性を広めるメッセージとして心に響きました。今回の訪問の目的は、ただの企業訪問ではなく、健康への新たな視点を持ち帰るための貴重な機会であったのです。