バットビールの挑戦
2025-11-04 13:30:35

北海道初!折れたバットをビールに変える試み、バットエール2025登場

新たなクラフトビールの誕生



北海道北広島市に位置する「エスコンフィールドHOKKAIDO」の球場内にて、特別なクラフトビールが登場します。その名も「そらとしば シーズナル#16 バットエール2025」。このビールは、北海道日本ハムファイターズの選手たちが使用した折れたバットをアップサイクルし、11月22日から数量限定で提供されます。日本では初の試みとなるこのプロジェクトは、ファンと選手が結びつくユニークな一杯の誕生を目指しています。

バットビールプロジェクトの背景


この「そらとしば バットビールプロジェクト」は、受け継がれる球場の思い出とファンの絆を感じさせるもので、昨年からスタートしました。2025年に向けて、より多くのファンに参画してもらうため、破損したバットを使用する本数を増やし、イベントへの参加人数も増やすこととなりました。選手が使ったバットを通常は廃棄せざるを得ない中、その資源を再利用することで、持続可能な取り組みを象徴しています。

私たちが一般的に目にする木製バットは、年に約10万本が使用され、その大部分は廃棄されてしまいますが、このプロジェクトに参加することで、無駄をなくし新しい価値を生み出すことができます。

ビールの魅力と製造過程


「バットエール2025」は、フリースタイルライトエールとして製造され、香りに独自性を持たせるため、バットの木材を「水蒸気蒸留」する手法で香気成分を抽出しています。この手法により、バット特有のウッディで爽やかな香りを取り入れることが可能です。製造にはファン参加型の工程を重視しており、実際にファンが作業を行い、選手とのつながりを体験しながら思い出の一杯を作り上げていきます。

開発を手掛けたブルワーの村田稀水氏(通称:まれみん)も、「飲むたびに選手の活躍を思い出し、スッキリとした後味を楽しんでもらえるように仕上げました」と語っています。その味わいは、あたかも球場で観戦しているかのような感覚を引き出します。

実施された加工イベント


今年の加工イベントでは、参加人数を50名に増やし、実際にのこぎりやナタを使ってバットを加工。バットの汚れや塗装を剥がし、香りを抽出するための準備が行われました。参加者たちの思い入れと熱意が詰まったビールが、どのように仕上がるのか、今から楽しみです。

新たなアップサイクルの展開


また、バットから出た端材は、キーホルダーやビールサーバーのタップハンドルとして再利用されます。これにより、ビール製造の過程で発生する資源を無駄にせず、さらに多くのファンに楽しんでもらう機会を提供することができます。

提供の詳細


「そらとしば シーズナル#16 バットエール2025」は、2025年11月22日からそらとしば by よなよなエールにて販売されます。アルコール分は5.0%で、レギュラー(420ml)は900円、レギュラープラス(510ml)は1,100円です。限定的に提供されるため、ビールファンや野球ファンにとって欠かせない体験となることでしょう。北海道のクラフトビールシーンに新たな風を吹き込むこのプロジェクトを、ぜひお試しください。


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