横浜マリンFMが中継する本牧の伝統行事「お馬流し」とは

横浜マリンFMが中継する心に残る「お馬流し」

横浜の本牧地区で行われる「お馬流し」は、今年460回目を迎える伝統行事です。この行事は、本牧神社の例祭に associated されており、地域の災いや穢れを茅で作った「お馬さま」に託し、それを大海原に祓い流すことで、天災回避や悪疫退散を祈るものです。このような神聖な儀式は、古式ゆかしい形を今に伝えると同時に、神奈川県の指定無形民俗文化財にも登録されています。

この「お馬流し」は、単なる祭りではなく、横浜を代表する夏のイベントとして位置づけられています。浜方と陸方がそれぞれの役割を担い、町全体が一つになって奉仕する様子は、地域の人々の結束を深める絶好の機会となっています。「本牧の夏はお馬流しの夏」と言わしめるほど、住民たちの心に根付いた祭りは、多くの人にとって心の原風景となっているのです。

祭りの瞬間をライブでお届け

今年の「お馬流し」では、町内18地点を巡る行列に合わせて、横浜マリンFMがスタジオと現地を結ぶ生中継を行いました。奉納神楽や巫女舞、神輿渡御、さらには船上で馬を駆け込む「せめ」など、行事の一部始終を臨場感たっぷりにリポートしました。祭りの実況には参加者の生の声や地域の歴史に触れるインタビューも含まれ、まちの息づかいをリスナーに届けることができました。

「一心一意」という今年のテーマは、“守り抜くべきものを未来へつなぐ”という願いが込められています。この祈りと喜びを共有する様子は、ラジオ越しにも鮮やかに伝わりました。「代々受け継がれてきたものを絶やさず、これからも続けていくために、こうして形に残して伝えてくれることが、何よりうれしく、ありがたく思います」といった、地域の人々の声も多数寄せられました。

地域に寄り添ったマリンFMの役割

横浜マリンFMは、本牧に拠点を持つ地域密着型のラジオ局であり、リスナーが番組に参加したり、地域の人々が自らパーソナリティを務めたりすることで、まちの声が主役となっています。この「お馬流し」の中継でも、商店主や子どもたち、地域の文化団体など多様な住民が登場し、まさに地域とつながる放送となりました。

災害時には迅速に防災情報を発信するなど、地域の声のライフラインとしての役割も果たすマリンFM。日々の暮らしに寄り添う情報発信を続けており、地域の人々の声を大切にしている姿勢は、多くの人々から信頼されています。開局以来一貫してこの姿勢を大切にしながら、今後も横浜・本牧の文化や暮らしを支え続けることでしょう。

開局6周年を祝うイベント開催の予告

さらに、2025年8月26日に開局6周年を迎えるマリンFMは、8月24日（日）に「マリンFM6周年プレアニバーサリーイベント」を開催します。横浜市消防音楽隊や杉劇歌劇団、その他の多彩なゲストが出演予定で、会場から記念特別番組も生放送される予定です。このイベントには地域の人々が集まり、さらなる絆を深める場となるでしょう。詳細は公式HPやSNSで発表予定です。

まとめ

横浜マリンFMがお届けする「お馬流し」は、地域の結束と、伝統を受け継ぐ大切さを再確認する機会となりました。このようなイベントを通じて、地域の人々の心に根付いた文化や伝統が未来へと引き継がれることを期待しています。これからも、地域の声に耳を傾け、情報を届ける存在として、横浜マリンFMは大切な役割を果たしていくことでしょう。