みのの音楽批評
2026-02-26 16:30:26

音楽ジャーナリズムの再生を目指す「みの」の挑戦が今、話題に

音楽ジャーナリズムの再生を目指す「みの」の挑戦



現代の音楽シーンにおける批評の意義を問い直す新たなムーブメントが生まれています。音楽ジャーナリストでありUUUM株式会社の専属クリエイターでもある「みの」が、自ら配信した楽曲批評動画が大きな反響を呼び起こし、世代を超えた音楽ジャーナリズムの再定義が進行中です。この現象は、単なるバズを超え、文化的な関心を集めています。

背景:音楽ジャーナリズムの課題


この動きのきっかけは、サカナクションの山口一郎氏が、音楽シーンにおける批評の欠如について危機感を表明したことです。彼の発言は、「音楽ジャーナリズムは死んでいる」というもので、これを受けたみのは動画内でこの問題に切り込みました。彼は、批評が「アンチ」と混同される現状や、音楽ライターの経済的な制約から健全な批判が届きにくいという構造を指摘します。さらに、自身もこの流れに無意識に加担しているのではないかと自省しています。

言葉の衝突が生む現象


みのが特定のアーティストや楽曲について行った批評は、公開直後からSNSで多くの反響を呼びました。この批評は単なる感想ではなく、音楽的構造や時代性にまで踏み込んだ内容で、これが世代を超えた議論を巻き起こしています。たとえば、Mrs. GREEN APPLEの「ライラック」に対する分析では、過剰な情報量がSNS時代にどのように適応されているかを考察しています。また、サカナクションの「怪獣」に関しては、知性派とされる同バンドに対し、保守的なリズムやマンネリズムを指摘することで新たな視点を提供しました。

音楽が持つ力と批評の重要性


みのは、彼の活動を「視聴者との思考のプロセス共有」と位置付けています。音楽業界において、プロモーションと批評が同一の経済圏で絡み合っていることから、批評家が厳しい意見を出しにくくなっている現状を訴えています。SNS上では誹謗中傷が問題視される一方、クリエイティブの場では「優しい言葉」が飛び交いやすいことに違和感を覚え、彼自身の試みが必要だと感じているのです。

批評が求められる理由


2026年に入ってから、なぜ今「批評」が求められるのかを考えてみると、AIによるリコメンドが日常化した今だからこそ、人々が求めるのは誰かの「主観的な熱量」かもしれません。専門的な知見から生まれる生身の言葉が、単なるエンターテインメントではなく、音楽文化そのものを豊かにしていく可能性があるのです。これは次世代のカルチャーを形成するための第一歩となるでしょう。

みののプロフィール


音楽ジャーナリスト・クリエイターとして活動するみのは、1990年にシアトルで生まれました。YouTubeチャンネル「みのミュージック」では、音楽を多角的に分析・解説し、53万人以上の登録者を抱えています。その活動はメディアにおいても展開され、Apple Musicのラジオ番組『Tokyo Highway Radio』のMCとして著名なアーティストたちとの対話を行っています。彼が携わっている「デートウォーズ(DATE WARS)」プロジェクトも大きな反響を得ています。著書には『みののミュージック』や『にほんのうた』、さらには『戦いの音楽史』があります。

このように、みのの挑戦は音楽ジャーナリズムに新たな風を吹き込むものであり、彼の活動に注目が集まっています。これからの音楽界における批評の在り方は、彼の一歩をきっかけに、より充実したものへと向かうことでしょう。


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