NTT Digitalと博報堂キースリーが革新するスポーツファン体験
近年、デジタル技術が進化する中、スポーツファン向けの新たな形のロイヤリティプログラムが登場しました。それが、株式会社NTT Digitalと株式会社博報堂キースリーによる共同開発の「FAN’s STAMP」です。本プログラムは、スポーツチームやイベント運営者をターゲットにしたもので、デジタルアイテム(NFT)を活用することでファン体験の向上を目指しています。
FAN’s STAMPとは?
「FAN’s STAMP」は、特定のアクションを達成することでデジタルアイテムを獲得できるスポーツチームやイベントのためのロイヤリティプログラムです。ファンは、公式LINEや指定のウェブサイトからアクセスすることにより、試合の名シーンや結果が刻まれたデジタルアイテムを受け取ることができます。これにより、単なる観戦では終わらない、新しい形のファン体験が提供されるのです。
特徴
このプログラムのデジタルアイテムは、単なる画像として存在するのではなく、ブロックチェーン上に記録される唯一無二のNFTです。これにより、ファンは自分の「スポーツ愛」や「アーティスト愛」をコレクションとして楽しむことができます。また、NFTの受け取りにはデジタルウォレットが必要ですが、LINEとの連携により、簡単に生成できる仕組みが用意されています。そのため、web3の知識がなくても、シームレスにこのプログラムに参加できるのが大きな魅力です。
さらに、デジタルアイテムを獲得したファンには、次の試合やイベントで特典(リワード)が付与されるなど、ブロックチェーン技術を活用したリピーター施策も展開される予定です。
導入実績
「FAN’s STAMP」の導入はすでに始まっており、第1弾としてラグビーチーム「浦安D-Rocks」が採用されました。試合は2月8日(土)に開催された「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25 ディビジョン1 第7節 浦安D-Rocks vs 三重ホンダヒート」で行われ、会場では来場者に対してデジタルアイテムの配布が行われました。この施策は来場者から好評を得ており、観客数の予想を上回るアイテムが発行されたという嬉しい知らせも寄せられています。次回の配布は3月14日(金)の「第11節 浦安D-Rocks vs クボタスピアーズ船橋・東京ベイ」にて実施される予定です。
博報堂キースリーとの協業の意義
NTT Digitalと博報堂キースリーの協業は、「FAN’s STAMP」のような革新的なプログラムの実現を通じて、両社の強固なパートナーシップを象徴しています。これまで共創プロジェクト「web3 Jam」を通じて築いてきた関係をさらに深化させ、2025年3月にはセールスパートナー契約も締結しました。この契約により、NTT Digitalの「scramberry WALLET SUITE」の導入促進が期待されており、様々なユースケースの創出につながるでしょう。
今後の展開に期待
今後、NTT Digitalと博報堂キースリーは「FAN’s STAMP」だけでなく、他のスポーツやイベントの分野にもこのロイヤリティプログラムを広げていく計画です。また、NTT Digitalはデジタル技術の普及とその社会実装を目指して、パートナー企業の募集も行っています。興味がある企業は、公式ウェブサイトを通じて問い合わせることができます。デジタルアイテムを活用した新しい形のファン体験は、今後のスポーツ観戦やイベント参加において、どのような影響を与えていくのでしょうか。今後の展開が非常に楽しみです。
企業情報
所在地:東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー10階
公式サイト:
NTT Digital
所在地:東京都港区赤坂5−3−1 赤坂ビズタワー23F
公式サイト:
博報堂キースリー
最後に、今後も両社の動向から目が離せません!