飯村樹輝弥が挑む因縁のリマッチ！ダイナミックグローブでの熱戦に期待

ダイナミックグローブで繰り広げられる因縁のリマッチ

2025年5月3日、後楽園ホールで開催されるボクシングイベント、「DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」では、注目のタイトルマッチが行われます。メインイベントで行われるのは、OPBF東洋太平洋フライ級タイトルマッチです。王者の飯村樹輝弥（角海老宝石、27歳）が、同級1位のエスネス・ドミンゴ（フィリピン、26歳）との一戦に挑みます。この試合は、両者の因縁が注目されるリマッチです。

リベンジに懸ける飯村の姿勢

飯村は、プロ4戦目の2022年10月に非タイトル戦でドミンゴと対戦し、6回TKO負けを喫しました。その後、V字回復を遂げて日本王座を獲得し、今年1月には東洋太平洋タイトルも手にしました。しかし、過去の敗戦を引きずる飯村は、「負けた相手がいるのに『世界』とは言えない」と、リベンジへの強い決意を示しています。そのため、ドミンゴとの再戦に対する意気込みは計り知れません。

両者は今や、いずれも世界ランキング入りを果たしています。ドミンゴは好戦的なスタイルで知られ、特に左右フックの強打に磨きをかけています。「一瞬の隙が勝敗を分ける」と語る飯村にとって、この試合は非常に重要です。

夫人とトレーナーの支え

飯村のセコンドには、元アマボクサーである妻の真成美が入ります。そして、飯村が敗北後に新たに組んだトレーナーの佐藤直樹も大きな存在です。「負けた後にトレーナーも変わり、ボクシングへの姿勢が変わった」という飯村は、自身を支えてくれる二人の存在に感謝しつつ、試合への自信を覗かせています。

「再戦は得意」と語る飯村は、過去の経験からも強みを見出しています。また、夫人から「再戦は頭が良い方が勝つ」と言われ、心理戦にも挑むことを意識しているようです。この言葉がどれほど彼に影響を与えているか、その結果に注目です。

セミファイナルは村上雄大対仲里周磨

メインイベントに先立ち、セミファイナルでは日本ライト級王座決定戦が行われます。こちらは、同級1位の村上雄大（角海老宝石、25歳）と、同級2位の仲里周磨（オキナワ、28歳）が対戦します。村上は、過去に仲里に敗北した黒歴史を振り返りながら、今回はホームでしっかりと先手を取りたいと意気込んでいます。対する仲里は、元王者のプライドを取り戻し、再びベルトを手にするために奮闘します。