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株式会社クエストリー、プレシリーズA前半の資金調達を発表

株式会社クエストリー（以下、クエストリー）は、東京・目黒区に本社を置く新進企業で、2025年6月20日に2.6億円の資金調達を成功させたことを発表しました。この資金調達は、Brand New Retail Initiative Fund、Blizzard the Avalanche Fund、TIS株式会社など、複数の投資家からの支援を受けています。

クエストリーのミッション

クエストリーは「日本のコンテンツを金融で世界へ」というスローガンを掲げています。この背景には、日本のコンテンツ産業が抱える資金調達の課題を解決するための新たな「直接金融」モデルを構築するという強い意志があります。最終的には、日本のコンテンツが国際的な舞台で持続的に発展することを目指しています。

エンタメ分野の直接金融の重要性

特にクエストリーが力を入れているのはエンタメ分野に特化した直接金融の実現です。そのために、各界の第一線で活躍するプロデューサーやクリエイターたちとの協力を強化し、コンテンツの企画から深く関与しています。その結果、生まれるコンテンツは国内外のファンや投資家にとって魅力的なものとなり、収益性を高めることが期待されます。

ブロックチェーン技術の導入

さらに、この資金調達によって得た資金は、ブロックチェーン技術の利用も視野に入れています。これにより、世界中の多様な投資家からより透明性が高く効率的な資金調達が可能となり、日本のコンテンツが一層国際的な競争力を持つようになるでしょう。特に、海外の投資家層へのアクセスがより容易になることが期待されます。

資金の具体的な用途

今回調達した資金は、以下の主要な用途に充てられる予定です：
1. コンテンツ事業の強化：原作許諾やコンテンツ企画、グローバル展開の運営を支援します。
2. デジタル金融事業の強化：第一種金融商品取引業の取得を含むデジタル金融事業の基盤を整備し、新たなファンドを設立します。

投資家からの期待

Brand New Retail Initiative Fund

このファンドの代表、池浩太郎氏はクエストリーの取り組みについて、コンテンツ産業の持続的な発展を支えるというビジョンに強く共感しており、引き続き支援していく意向を表明しています。

Blizzard the Avalanche Fund

このファンドのLydia Chiu氏は、クエストリーが世界の投資家と日本のコンテンツをつなぐ重要な役割を果たしていると評価しています。特にAvalancheプラットフォームの活用が期待されています。

TIS株式会社

TISの武石直紀氏は、国内の制作現場には資金が十分に届いていないという課題があり、新たな資金調達方法の必要性を訴えています。

クエストリーの概要

株式会社クエストリーは2022年9月に設立され、コンテンツ事業の運営や投資家層の拡大を視野に入れています。また、資本金は409百万円で、現在も事業を成長させ続けています。企業のウェブサイトはこちらからアクセス可能です。今後の展開に注目です。

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