大谷翔平選手も注目する南部鉄器の魅力に迫る対談が放送決定！

大谷翔平選手も注目！南部鉄器の魅力に迫る

11月5日（水）よる10時から放送される「冨永愛の伝統to未来～ニッポンの伝統文化を未来へ紡ぐ～」で、冨永愛さんが岩手県の南部鉄器工房「及富」の8代目・菊地章氏との貴重な対談を行います。最近、大谷翔平選手が自身のSNSで紹介したことで注目を集めている南部鉄器の魅力について、深く迫ります。

南部鉄器の伝統とは？

南部鉄器は、日本国内で初めて「国の伝統的工芸品」に指定され、長年にわたる歴史を持つ伝統工芸です。多くの人々に愛され続けているこの工芸品は、単なる生活用品ではなく、その背後には見えない匠の技術が数多く詰まっています。

菊地章氏は南部鉄器における革新的なデザインと技術力で知られ、イタリアの「A'デザインアワード」や「グッドデザイン賞」など、多くの賞を受賞してきました。彼の作品とその哲学を通して、伝統と革新がどのように共存しているのかを探求します。

南部鉄器の歴史

南部鉄器の歴史は深く、実は「南部鉄器」という名称自体が商標登録されています。この呼称には意外な由来があり、冨永さんも驚きの表情を浮かべるシーンが見どころです。南部鉄器の誕生は、平安時代にまで遡ると言われ、当時の藤原氏が近江から優れた鋳物職人を招いたことが発端とされています。江戸時代中期には、盛岡で当時の南部藩主が京都からの職人を招いて茶釜や仏具を作らせ、これが南部鉄器の重要な根源となったのです。昭和34年には、奥州の職人と盛岡の職人が交流をもち、「南部鉄器」として一つにまとまりました。

匠の技を見る

今回の放送では、南部鉄器の製造工程も特別に紹介されます。特に、鉄瓶の内部に空洞を作る「中子」製作において、わずか1ミリのずれも許さないという精密な作業が行われています。また、溶かした鉄を型に流し込む「鋳造」では、職人が冷却の際に厚さが均一になるよう注ぐ技術が求められ、まさに匠の技能が光ります。

菊地氏が考案した革新的なデザインの鉄瓶も登場し、伝統を守りつつも未来へと進化する南部鉄器の世界をご覧いただける内容です。

身近な伝統文化の探求と未来

「冨永愛の伝統to未来」は、日本各地に伝わる「伝統文化」を再発見し、その魅力を新たな視点で紹介する番組です。冨永さんは先人たちが受け継いできた素晴らしい伝統の価値を伝えると同時に、後継者問題やその現状、そして未来のあり方についても考察します。

この特別な対談は、BS日テレで11月5日（水）よる10時から放送されます。さらに、番組公式SNSでは冨永愛さんのロケ中のオフショットなども楽しめるので、ぜひチェックしてみてください。