防災の新形態
2025-06-26 13:14:19

防災の新しい形『MARU MOBI』、国土強靱化に貢献するトイレカーとして注目

国土強靱化を実現する新たな移動型防災車両



日本は自然災害の多い国。そのため、災害対策が一層求められています。特に最近では、内閣官房が発行した「国土強靱化 民間の取組事例集」に、株式会社トイファクトリーが製造した多目的防災車両『MARU MOBI(マルモビ)』が紹介され、注目を集めています。

水不要のトイレカー『MARU MOBI』とは



『MARU MOBI』は、「平時活用、有事機能発揮」をテーマにした車両です。トヨタのハイエースを基にしており、様々な用途に応じた設計がされています。特に、今回の事例集で取り上げられたのは、学校や地域団体などに向けて防災意識を高め、災害発生時にはその機能を発揮できるような、多目的に活用できるトイレカーです。

確かな技術力を誇るトイファクトリーは、2023年から全国各地に『MARU MOBI』を導入し始め、今年度はすでに30以上の自治体への導入が決まっています。その中で特に注目されているのが、能登半島地震での活躍です。水洗トイレの使用が困難な状況下で、『MARU MOBI』のトイレカーが果たす役割は非常に大きいものです。

クレサナトイレの特徴



『MARU MOBI』に搭載されているのは、スイス製のウォーターレストイレ「clesana(クレサナ)」です。このトイレは、水や化学薬品を一切使わず、排泄物を自動で密閉する仕組みを採用しています。これにより、臭いやバイ菌の発生を防ぎ、特に被災地における衛生問題をクリアすることができます。

実際、能登半島地震の際には、トイレカーが女性専用トイレとして設置され、衛生面でのストレスを軽減する役割を果たしました。デザインは一般的なトイレ形状で、使う人にとって精神的な負担をかけない工夫がなされています。さらに、飛散した保証が高いため、医療現場でも利用可能です。

マルモビの多様性



『MARU MOBI』の最大の魅力は、その多用途性です。防災シーンだけでなく、移動事務所やコミューターバス、さらには救護室や期日前投票所など、平時と有事の両方で活用できる点が強調されています。これは、トイファクトリーの実績あるキャンピングカー製造の技術が生かされている証でもあります。

地方自治体では、助成金制度を利用しての導入も可能ですので、関心のある方はぜひお問い合わせいただきたいところです。


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