三谷かぶき『歌舞伎絶対続魂 幕を閉めるな』のライブ配信
歌舞伎の新しい息吹
11月2日(日)に歌舞伎座で初日を迎えた「吉例顔見世大歌舞伎」。夜の部では、三谷かぶきの待望の第二作目『歌舞伎絶対続魂(ショウ・マスト・ゴー・オン) 幕を閉めるな』が登場しました。この作品の魅力は、何と言っても三谷幸喜が作・演出を手掛けている点でしょう。彼が創り上げた歌舞伎は、独特のユーモアと感動を交錯させるストーリーが特徴です。
実力派のキャスト
この新作の舞台は、三谷の劇団「東京サンシャインボーイズ」の名作『ショウ・マスト・ゴー・オン 幕を降ろすな』がベースです。1991年に書き下ろされたこの作品は、劇団の代表作として知られ、裏方の裏側を描いた傑作です。多くの再演を経て、多様なスタイルで楽しませてきました。
出演者には、松本幸四郎、片岡愛之助、中村獅童といった実力派の俳優陣が揃い、その個性的な演技が光ります。彼らはもちろんのこと、登場人物たちと同様に舞台への情熱を持って演じる姿は、観る者を惹きつけてやみません。
豪華な舞台設定
今作では、伊勢の芝居小屋「蓬莱座」が舞台となり、狂言作者の花桐冬五郎と座元の藤川半蔵が、人気作品『義経千本桜』を歌舞伎として上演すべく大騒動を巻き起こす様子が描かれています。笑いと緊張が交錯するバックステージの群像劇は、まさに新感覚の歌舞伎です。
ライブ配信の魅力
特に注目すべきは、11月22日(土)に行われるライブ配信です。視聴料金は4,830円(税込)で、特典映像として稽古の模様を収録したメイキング映像が観られるという嬉しい特典もあります。観客として劇場に足を運ぶことが叶わない方でも、このライブ配信を通じて臨場感と熱気を感じ取ることができます。
ライブ配信は、11月22日17:50からスタート予定ですが、アーカイブも用意されており、視聴期間は11月30日までとなっています。この機会を逃す手はありません。
まとめ
三谷かぶきの新しい試み、歌舞伎の新しい形を体感できる絶好のチャンスです。作品の本質を理解するためにも、ぜひともライブ配信で「ショウ・マスト・ゴー・オン」の精神に触れてみてください。詳細情報や視聴リンクは、公式サイトで確認することができます。心に残る特別なひとときを、ぜひこの舞台と共に過ごしてみませんか。