ALBA、テニス専門メディアの「tennis365.net」を取得し総合スポーツメディアへと進化

ALBAがテニスメディア「tennis365.net」を取得

株式会社ALBAが、テニス専門メディアとして知られる「tennis365.net」のすべての株式を取得し、2025年6月20日をもって完全子会社化することが発表されました。ALBAはゴルフを中心としたメディアとして35年以上の歴史を持ち、これまでに雑誌、Webコンテンツ、動画、イベントなど多岐にわたるメディア展開を行ってきました。

近年のスポーツ全般は健康促進やコミュニティ形成の観点から注目を浴びていますが、特にテニスはコロナ禍の影響により、ソーシャルディスタンスを保ちやすい屋外スポーツとして再評価されています。この流れの中で、ALBAはテニスメディアの取得により、新たな成長の機会を見出しています。

ALBAが取得した「tennis365.net」は、日本国内で最大級のテニスメディアとして位置づけられており、年間約1,000万ユニークユーザーが訪れるサイトです。そのユーザー層の約80%は25〜64歳で構成され、ゴルフの愛好者層とも親和性が高いという特徴があります。これは、ALBAが長らく培ってきたゴルフ関連のメディア運営の知見を活かすことで、相互の活性化を図る余地が大きいと言えるでしょう。

ALBAではこれまで、ゴルフというスポーツを通じてプレイヤーの上達支援や充実したゴルフライフの提案を行ってきましたが、今回のテニス事業取得により、さらなる顧客体験の向上を目指します。ゴルフとテニスは共に多くの世代に愛される生涯スポーツであり、両分野のシナジーを生かすことで、より価値のあるサービスを提供することが期待されます。

ALBAが「tennis365.net」を手に入れることで、ゴルフとテニスの融合が進み、より多くの人々にスポーツを楽しんでもらうためのプラットフォームが構築されるでしょう。ALBAの代表取締役社長である島﨑陽氏は、「ゴルフとテニスの両方で顧客に対してより豊かで充実したスポーツライフを提案したい」とインタビューで述べています。

さらに、ALBAはテニス専門メディアの成長を促進させるために、自社のメディア運営のノウハウをフル活用し、今後も様々なイベントや情報発信を行っていく計画です。スポーツの楽しみ方は年々変化していますが、ALBAの取り組みがどのように進展していくのか、今後の動向に注目が集まります。