日産の新型太陽電池
2025-12-04 12:26:37

日産、韓国初の次世代型太陽電池導入店舗で持続可能な未来実現へ

日産、自動車販売店へ次世代型太陽電池導入



日産自動車は、2023年10月16日より、神奈川県横浜市戸塚区にある日産神奈川販売のR1東戸塚店で次世代型の「カルコパイライト太陽電池」の実証実験を開始しました。この取り組みは、県が推進する「次世代型太陽電池普及促進事業」の一環で、国内初の試みとなります。特に、この太陽電池は、薄さ約0.6mm、重量0.7kg/㎡という軽量性と柔軟性を備えており、店舗のガラス面や円柱部分に容易に設置できます。これにより来店者は実際に「見える再生可能エネルギー」を体感できる店舗環境が整備されました。

カルコパイライト太陽電池の特性



カルコパイライト太陽電池は、金属と石の材料から構成されており、熱に強く、接続して自由なサイズにすることが可能です。そのため、従来のシリコン系太陽電池では設置が困難だった壁面や曲面への設置が可能となりました。これにより、日産神奈川のR1東戸塚店では、店舗ガラス面や柱への設置を実現し、地域の生活環境に新たな技術を導入することができました。

今回の実証実験では、発電した電力を自動販売機やスマートフォンの充電器などで使用し、来店者に再生可能エネルギーの利便性を体感してもらうことを目指しています。この取り組みは、神奈川県の「再エネの見える化・普及啓発」にも直結しており、生活者参加型の実証モデルとして注目されています。

再生可能エネルギーの体験を実現



来店者は、実際に発電した電力がどのように活用されているかを目で見て体感できます。店内には発電量を表示するディスプレイが設置され、発電された電力が自動販売機やスマートフォンの充電にどう利用されているかが一目で分かるようになっています。この新しい取り組みは、単なる電気を供給する店舗にとどまらず、訪れるお客さまに「再エネ」を実際に体感してもらう場を提供するものです。

日産はまた、2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指し、再生可能エネルギーの利用を促進していく計画を発表しています。地元の神奈川県と県内企業PXPとの三者連携で進めるこのプロジェクトは、県内の太陽光発電をさらに普及させる役割も担っており、地域の脱炭素社会の実現に寄与しています。

地域と共に脱炭素への挑戦



日産はEV(電気自動車)を通じて、走行時のCO₂排出をゼロに抑えることに注力しており、店舗での持続可能なエネルギー使用はその活動の一環とも言えます。「日産でんき」という家庭向けの電力サービスも展開し、家庭や法人において再生可能エネルギーの利用を身近に感じられるよう努めています。

店舗における太陽電池導入は環境配慮型店舗の先駆けとなり、将来的には全国の他の店舗にも広がる可能性があります。今後、実証実験のデータを分析して、より効果的な活用方法を模索し、再生可能エネルギーのさらなる普及に繋げていく予定です。

実験の様子は日産の公式YouTubeチャンネルで公開され、関係者のインタビューや店舗の取り組みを映像で理解することができます。その中で、日産が進める再生可能エネルギーの価値をより多くの人々に伝えていくことが期待されています。

この実証実験を通じて、日産自動車は地域社会との連携を強化しながら、持続可能な未来に向けた重要なステップを踏んでいるのです。


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