北海道札幌のファッションイベント『サツコレ2025AW』
2025年11月1日、札幌市豊平区の北海きたえーるにて、北海道で最大級のファッションイベント『SAPPORO COLLECTION 2025 AUTUMN/WINTER』(略称:サツコレ2025AW)が開催されます。本イベントは、ファッションの力を通じて持続可能な社会を実現するための様々な取り組みを行っており、特に環境省北海道地方環境事務所の協力を受けながら、これまでの『サツコレ22AW』から7回連続で環境への配慮を強化してきました。
環境への取り組み
前回の『サツコレ2025SS』では、来場者から回収した古着を使用して、リユースした大型ぬいぐるみを制作しました。このぬいぐるみは、衣服リサイクルの重要性を訴える象徴となり、今回はその展示が行われます。「サツコレ2025AW」では、環境課題に向けたさらなる新プロジェクトとして、地域農業をサポートする「SATSU♡VEGE」を導入し、地元の美味しい食材を発信します。
「SATSU♡VEGE」プロジェクトについて
「SATSU♡VEGE」とは、札幌の豊かな自然に育まれた農畜産物を、モデルやシェフと連携し、体験を通じて若い世代に伝えるプロジェクトです。特設ブースでは、先着200名に特製メニューが無料提供されるとのこと。参加予定のモデルやシェフは、JAさっぽろの協力のもと、生産者訪問を通じて体験した情報をもとにした料理を振る舞います。
3R活動の促進
『サツコレ2025AW』の会場では、「Reduce(リデュース)・Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル)」の3Rに基づく特設ブースが展開され、来場者が楽しみながら環境問題を学べるコンテンツが用意されます。古着の回収ボックスも設置され、不要となった衣類をリユースへつなげる活動も行われます。さらに、学校の学生たちによるリメイク作品展示もあるため、自由な発想による新たなファッションの可能性を楽しむことができます。
また、「ごみ減量・分別博士検定」のアプリゲームを用いた体験コーナーもあり、来場者は参加しながら楽しめる内容となっています。
イベントの詳細と期待される影響
「SAPPORO COLLECTION」は、2007年から続くファッションとカルチャーの祭典で、毎年の開催を重ねるごとに注目を集めています。2025年11月のテーマは「ICE MONSTER」で、個性を尊重し支え合う姿をファッションを通じて表現していく予定です。昨年は4,855名が参加したこともあり、今回の開催に対する期待が高まっています。
『サツコレ2025AW』は、ファッションを通じて地域の魅力を発信し、同時に持続可能な社会の実現に向けての取り組みを強化するイベントに成長していくことでしょう。北海道、さらには全国へとその影響が広がることを期待してやみません。