医療とスポーツの新たなコラボレーション
首都医校が、JFLからJリーグへの参入を目指すサッカーチーム、クリアソン新宿との包括連携協定を締結し、「スポーツ×医療」のプロジェクトを開始しました。これにより、医療・福祉・スポーツの専門家を育成する新たな取り組みが始まります。
スポーツ観戦の新たな支援
このプロジェクトの一環として、2025年6月15日(日)に国立競技場で開催される「新宿の日2025」のJFLクリアソン新宿対いわてグルージャ盛岡戦において、首都医校の学生が医療・作業療法の視点から観客の観戦環境を改善するためにサポートを行います。観客がより楽しめる試合観戦を作るための取り組みです。
作業療法士の役割
一般的にスポーツ分野には理学療法士のイメージが強いですが、首都医校では作業療法士の資格を持つ加藤教官をはじめ、専門家たちが作業療法の知見をスポーツの分野で活かしています。彼らはリハビリテーションの新たな視点を持ち込むことで、選手のパフォーマンス向上だけでなく、地域医療の充実を目指しています。
今年度は、試合会場での従来のサポートに加えて、クリアソン新宿との共同で全6回の特別プログラムを予定。その中で医療と作業療法の視点を融合させた学生の学び合いが行われ、多面的なアプローチを通じて、スポーツに関わる新たな境地を開くことを目指します。
共生社会を目指して
作業療法士の役割は単に治療にとどまらず、スポーツを通じて心身の両面からの支援を行うことです。首都医校とクリアソン新宿は、選手と学生が「相互に学び合う」ことで、リハビリテーションの実践的な知識と経験を深め、良好な事例を共有していく予定です。このような活動を通じて、サッカーを媒介とした共生社会づくりを進めることを目指しています。
“新宿の日”について
「新宿の日」とは、クリアソン新宿がホームタウンである新宿区の国立競技場で行うイベントです。この日には、新宿に縁のある学校や企業がブースを出店し、新宿を愛する人々とともに地域を盛り上げる机会を創出します。事前情報として、2025年6月15日(日)の10:00から16:00までの開催予定で、試合のキックオフは13:00です。
首都医校の特長
首都医校は看護、リハビリテーション、臨床救急、歯科医療、東洋医療、スポーツ、福祉の7つの分野を網羅し、専門技術と知識を持つエキスパートを育成する教育機関です。この学校では、国家資格取得を目指す実践的な教育が行われており、開校以来、希望者全員の就職を実現している実績を持ちます。そのため、就職と医療資格の取得が必ず支援されるとして、多くの学生が集まっています。オープンキャンパスや見学相談は毎月行われており、地域の人々との交流も大切にされています。
首都医校は、このような医療とスポーツの融合を通じて、今後も多くの可能性を提供し続けることでしょう。