2025年の春、待望の音声合成ボイスバンク『VOCALOID™6 琴葉 茜・葵』が発売されます。発売日は4月25日(金)となっていますが、本日から予約が可能で、これにより音楽制作者たちの期待が高まっています。
このボイスバンクは、エーアイ社が長年培ってきた技術を基に、声優の榊原ゆいの声を元に設計された、元気な姉「琴葉 茜」とかわいらしい妹「琴葉 葵」の二つの声をもちます。それぞれのキャラクターに合わせた歌唱スタイルの選択肢も豊富で、クリエイターは自分のイメージにぴったりなボーカルを得ることができるでしょう。
新機能も充実しています。特に注目すべきは「VOCALO CHANGER」という機能です。これは、ユーザー自身が歌った音声データを元に、ボーカルの歌い方や歌詞を再現できるものです。また、英語や中国語にも対応したマルチリンガル機能も備えており、さまざまな通信手段を利用して歌唱することが可能です。
琴葉姉妹のボイスバンクは、AKANEとAOIそれぞれに9種類のスタイルプリセットが用意されており、クリエイターは独自のサウンドを創出しやすくなっています。AKANEは、バラードやロボットボイス、アイドルスタイルなど、幅広いスタイルをカバー。また、AOIも同様に多様なボイスを提供し、リスナーに新たな音楽体験をもたらします。
特典として、購入者には多様な音声ファイルが含まれるexVOICEも用意されており、音楽制作をさらにサポートします。これに加え、DAWソフトやプラグインもパッケージに含まれており、すぐに音楽制作を始めることができます。
パッケージ版とダウンロード版、さらにはエディタを含むスターターパックの2種類が用意されており、クリエイターの個々のニーズに応じた選択が可能です。その価格はそれぞれ19,800円(税込)から始まり、スターターパックは34,100円(税込)となっています。
音楽制作ソフトウェアを提供する株式会社インターネットが、販売やサポートを担当しており、製品に関する詳細は公式サイトから確認できます。
『VOCALOID™6』は、2003年のリリース以来、進化を続けてきた歌声合成ソフトです。システムの見直しとAI技術の導入により、よりナチュラルで豊かな表現が可能になりました。新たに加わる数々の機能は、これまで以上にクリエイターたちの創作活動に貢献することでしょう。
琴葉 茜・葵は、関西弁で少し天然な「茜」と、しっかり者の「葵」の双子姉妹として、多くのファンに知られています。2025年は琴葉姉妹が誕生して11周年を迎える年です。これを機に、彼女たちの音楽的な魅力が再び注目されることでしょう。
音楽創作という新たな可能性を提供する『VOCALOID™6 琴葉 茜・葵』。この新製品が、どのような音楽シーンを生み出していくのか、楽しみでなりません。エーアイ社の次なる一手に、期待がかかります。