佐賀から世界へ！フィリピン代表選手誕生とドリームズの挑戦

佐賀から世界へ羽ばたく選手たち

佐賀県武雄市・嬉野市を拠点に活動する独立リーグの「佐賀アジアドリームズ」。このチームから、フィリピンの代表選手として再び選出されたカアサラン選手（＃２３）とパウロ選手（＃１４）が、国の名を背負った試合に挑むことになりました。彼らは、2025年12月にタイで開催される「東南アジア競技大会（SEA Games）」の参加を目指し、代表合宿に向けて準備をしています。

カアサラン選手とパウロ選手

福岡空港での帰国前に、二人は明るい表情でチームメイトから温かいエールを受けました。彼らの活躍はチーム全体の誇りであり、ドリームズの選手たちは心からの応援を送りました。他国の代表チームとしての戦いは、時として仲間との対戦を意味し、これまでの切磋琢磨が新たな強豪との戦いに変わる瞬間が訪れます。それでも、彼らの努力はきっと多くの人に感動を与えることでしょう。GO！DREAMS！

佐賀アジアドリームズとは

「佐賀アジアドリームズ」は、アジアの野球途上国の選手たちを中心に編成されたプロ野球チームで、現在9カ国からの選手が在籍しています。インドネシア、スリランカ、フィリピン、カンボジア、パキスタン、タイ、ベネズエラ、ドイツ、日本など、多様なバックグラウンドを持つ選手たちが集まり、日々プレーに励んでいます。言葉や文化が異なる中での共同生活は、選手たちにとって貴重な経験であり、様々な国のスタイルを取り入れた野球のレベル向上に努めています。

今シーズンの最終節は、9月13日（土）から15日（月・祝）にかけて、ホームタウン武雄市で強豪・火の国サラマンダーズを迎えた３連戦が行われます。地元のファンに勝利を届けたいという選手たちの意気込みは、ファンの応援をさらなる力に変えてくれるでしょう。入場料金は1,000円（税込、12歳以下は無料）と、手頃な価格です。

特別イベント：農業プロジェクト

また、ドリームズでは地域貢献として農業プロジェクトも行っています。地元の耕作放棄地を有効活用し、選手が中心になって米作りや野菜作りを行っています。9月17日（水）には、選手たち全員が参加する稲刈りイベントが計画されており、地元農家との連携を深めています。多くの方々にこの活動を知ってもらうため、取材や見学も大歓迎です。