カーリース市場の実態
株式会社MICが発表した最近の調査は、カーリースの契約に至らなかった理由を浮き彫りにしました。その内容によると、顧客が他社のカーリースと比較してサービスを選ぶことはほとんどないという現実が明らかになりました。なんと、他社への乗り換えによる離脱はわずか0.2%に過ぎなかったのです。
カーリース利用者が実際に検討しているのは、どのリース会社を選ぶかではなく、リースそのものと車の購入のどちらを選ぶかという点です。この結果は、リース会社間での競争が重要とされている業界の常識に対する挑戦とも言えます。
主な調査結果
この調査は、2025年6月から2026年7月にかけて行われた14ヵ月間の顧客問い合わせのデータに基づいています。その中で得られた主なポイントは次の通りです。
1.
他社リースへの離脱はわずか0.2%
- 次の段落でも述べますが、顧客がリースから離れる大きな理由は他社との比較ではなく、リースを選択する価値自体の有無ということがわかりました。
2.
価格に関する不満が増加
- 価格を理由とする離脱は、2026年4月の9.9%から7月には27.9%に上昇しました。
3.
購入へのシフトが顕著
- 中古車購入やディーラーからの通常購入といった「購入」への移行が72.4%を占めており、他社リースへの乗り換えは2.3%にとどまりました。
この調査結果から、価格や市場環境の影響により、より多くの消費者が明確に「購入」に目を向けていることが示されています。
価格を巡る変化
特に、価格を理由とした離脱者の割合が急増している点が興味深いです。4ヵ月の間に、その割合は3倍近くに跳ね上がりました。これは、原材料費や燃料費の高騰が主な背景にあると考えられており、単にカーリースにかかるコストが競争力を失ったわけではありません。このような環境の中で、カーリースサービスがどのようにしてコストパフォーマンスを顧客に訴求するかが、今後の鍵となるでしょう。
具体的には、顧客に対し「月額料金に何が含まれているのか」を明確に提示することがますます重要になっています。顧客がその価値を理解しやすくすることで、リース利用へのハードルを下げることが期待されます。
Q&Aセッション
調査の結果に関して多くの質問が寄せられています。特に、なぜ今回の調査を行ったのか、という点です。株式会社MICの広報担当者によると、顧客の問い合わせデータを分析した結果、業界の競争が、他社リース間ではなく「購入」と比較される中で決まっていることがわかったからとのことです。これにより、業界全体の顧客動線を理解するための重要なデータとして、調査結果を公開しました。
今後もこのような独自調査を定期的に行い、市場の動向を広く発信していく予定です。顧客の「カーライフ」を豊かにするために、リース会社はこれまで以上に、顧客のニーズに向き合っていく必要があるでしょう。
このデータは、「ニコニコカーリース ニコノリ」が今後のサービス展開にどう活かされるのか、注目が集まっています。顧客の選択肢を広げるために、さらなる努力が求められる段階に来ていることが明確になりました。