福山雅治が新たに歌い上げる「クスノキ」
長崎出身のシンガーソングライター、福山雅治が新しい楽曲「クスノキ-500年の風に吹かれて-」を6月30日から配信開始します。この曲は、2014年にリリースされたアルバム「HUMAN」に収録されていた同名の楽曲を、新たにアレンジしたものです。
「クスノキ」は、長崎の山王神社にある被爆クスノキを題材にした歌であり、この木は800メートルの距離に位置する原爆の爆心地から生き延びた樹齢500年以上の存在です。この楽曲は、生命の尊さや逞しさをテーマに、すべての生命が平等に生きられる世界への願いを込めています。
今年は戦後80年という節目の年であることから、福山は新たにボーカルレコーディングを行い、合唱隊やオーケストラを取り入れたアレンジでこの曲を生まれ変わらせました。また、楽曲の収益の一部は「長崎クスノキプロジェクト」を通じて、長崎市の「クスノキ基金」へ寄付されます。
美しいアートとのコラボレーション
今回のリリースに伴い、ミュージックビデオも制作されました。このビデオは、著名な画家junaidaが楽曲からインスパイアを受けて描き上げた絵画「KUSUNOKI」をもとにしたアニメーション作品です。高い評価を受けるアートで、英語や中国語、韓国語など多言語の字幕に対応しており、国際的なリスナーにも親しまれる内容になっています。
さらに、長崎県美術館では7月から特別展示「クスノキ/福山雅治×junaida」が開催される予定で、原画を観ることができる機会もあります。
ダウンロードキャンペーンを実施中
楽曲のリリースを記念し、6月30日から対象サービスでのダウンロードキャンペーンも実施されます。必要事項を記入のうえ応募すると、抽選で特典が当たるチャンスがありますので、ファンは忘れずに参加してみてください。
福山雅治とjunaidaのプロフィール
福山雅治は1969年生まれの長崎県出身で、1990年にデビュー以来、音楽だけでなく俳優や写真家、ラジオパーソナリティとしても幅広く活躍しています。「長崎クスノキプロジェクト」の総合プロデューサーとして、被爆樹木の保存やその存在を広める取り組みにも貢献してきました。
junaidaは1978年生まれの優れた画家で、国内外の絵本や展示で数々の受賞歴があります。その独特のアートスタイルは福山雅治とのコラボレーションでさらに光を放ち、このプロジェクトのビジュアル面でも重要な役割を果たしています。
終わりに
福山雅治の新曲「クスノキ-500年の風に吹かれて-」は、彼の深いメッセージが込められた作品であり、音楽とアートが一体となり、多くの人々に感動を伝えることが期待されます。是非、配信日にはこの楽曲に触れてみてください。