筑波大学と電通が共同でスポーツビジネス講座を開講
2025年10月1日より、筑波大学と株式会社電通が手を携え、社会人大学院生向けに「スポーツ価値創造論」という新しい講義をスタートすることが決まりました。この講座は、筑波大学の人間総合科学学術院 人間総合科学研究群に設置されたスポーツウエルネス学学位プログラムの一環として位置付けられています。
講義の概要
この講義は、スポーツビジネスにおける実用的な知識とノウハウを提供することを目的としています。受講生は、スポーツイベントのプロデュースやファンエンゲージメント、社会的価値の創出など、さまざまな側面からスポーツの力を学ぶことができます。授業は、オムニバス形式で構成され、実際に現場で活躍する電通の専門家が講師として参加します。ケーススタディやワークショップを通じて、実践的なスキルを身につけることができるでしょう。
スポーツ未来研究所の設立
電通は、2025年7月に「スポーツ未来研究所」を発足させました。これは、長年にわたるスポーツビジネスから得た知見やノウハウを活用し、未来志向でスポーツの真の価値を探求することを目的としています。また、筑波大学が設立した「スポーツ・ウエルネス都市創生コンソーシアム」にも参画し、地域の課題解決に寄与する取り組みを推進しています。
カリキュラムの具体的内容
- - プログラム: スポーツウエルネス学学位プログラム
- - 対象: 社会人大学院生
- - 科目名: スポーツ価値創造論:スポーツで人と社会を動かす
- - 開催期間: 2025年10月1日~12月3日(全20回)
- - 開催場所: 筑波大学 東京キャンパス
この講座は、単にスポーツビジネスの知識を学ぶだけでなく、「人の心を動かす力」を理解することにも重きを置いています。スポーツが持つ可能性を多角的に捉え、社会との接点を意識した企画力を養うことができるでしょう。
今後の展望
電通は、スポーツを通じた社会課題の解決や都市創生に向けて、今後も様々な取り組みを進めていく考えです。この講座を始まりとして、次世代の人材育成にも力を入れていく方針です。
この新しい講義を通じて、受講生たちはスポーツビジネスの最前線で活躍できる人材として成長することが期待されています。スポーツの魅力を多くの人に伝え、社会に貢献するための第一歩を踏み出すチャンスです。