Nakamichiの革新性、Krystal Sound Stationの音響特性
新年明けましておめでとうございます。2025年も佳境に入り、注目を集めているNakamichiの「Krystal Sound Station」プロジェクトの概要と音響特性の評価結果が公開されました。このプロジェクトは、音楽愛好者の心を掴むための新たな挑戦として、特に音質に対する期待感が高まっています。
支援金額11,418,000円を達成
この革新的なプロジェクトは、GREEN FUNDINGを通じて展開されており、多くのサポーターからの寄付によって、支援総額が11,418,000円を超えました。支援者の皆様には心より感謝申し上げます。
プロジェクトページはこちら
平面磁界型スピーカーシステム
「Krystal Sound Station」は、150mmの平面磁界型・プッシュプル駆動スピーカーユニットを特徴としています。このユニットの試作機による音響特性評価が行われ、その結果が発表されました。この評価は、筐体構造やデジタル信号処理を考慮せず、スピーカーユニット自体の基礎性能を確認することを目的としています。具体的には、主にインピーダンス特性、周波数応答、歪率特性の測定が行われました。
評価条件
- - 対象ユニット: 150mm 平面磁界型プッシュプルスピーカーユニット(初代試作機)
- - 測定距離: 1m
- - 駆動条件: 1.41V / 2.0V
- - 評価項目: インピーダンス、周波数応答、歪率
- - 測定範囲: 可聴帯域(約20Hz〜20kHz)
実測データによる評価結果
インピーダンス特性
三つの測定から、インピーダンス特性は全体にわたって大きなピークが見られず、おおよそ4Ωを中心に安定した特性を示しました。顕著な共振挙動も確認できず、スピーカーとして高い信頼性を持つことが示されています。
周波数応答特性
約1kHzから8kHzの中高音域の周波数応答では、±3dB以内の安定した特性が確認され、特に人の声を含む音域で音圧分布の均一性を担保しています。また、10kHzを超える領域でも十分なエネルギーが維持されており、特に15kHz付近では明瞭な高域成分が確認されました。これにより、Nakamichiの平面磁界型ユニットが持つ、高域までのクリアな再生特性が際立っています。
歪率特性
歪率に関しては、200Hz以上の中高音域で非常に低い水準が確認できる一方で、100Hz以下の低音域では歪率が上昇する傾向が見られました。この結果から、平面磁界型プッシュプル構造が高い線形性を持っていることが示唆されています。
店頭展示情報
「Krystal Sound Station」は、蔦屋家電 二子玉川店で実機展示されており、実際の質感や構造を体験できる機会です。
- - 会場: 蔦屋家電 二子玉川店
- - 期間: 2025年12月23日(火)〜2026年1月22日(木)
- - 営業時間: 10:00〜20:00
- - 住所: 東京都世田谷区玉川1丁目14-1
こちらで地図を確認
技術的背景
このユニットは、約0.006mmという極薄のPET振動膜と高磁力ネオジム磁石(N48)を組み合わせた構造を採用しています。このアプローチにより、均一な駆動力が実現され、非線形歪みが抑制されています。これが安定した応答特性を生む理由です。
今後の展望
今回の評価結果は、あくまで試作ユニットの基礎性能を確認したデータです。Nakamichiはこれらの結果を基に、さらなる製品化に向けた開発に取り組んでいます。今後も新たな技術情報を随時発信し、音響の未来に寄与していく所存です。興味を持たれた方は、ぜひ現地でその音を体験してみてください。