いわきサンシャインマラソン2025開催記念プレイベント「クリーンアップRUN」
2024年2月9日に行われた「いわきサンシャインマラソン2025開催記念プレイベント クリーンアップRUN」には、244名が参加しました。このイベントは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の取り組みの一環として実施されました。
イベントの概要
この「クリーンアップRUN」は、2025年2月23日に予定されている「いわきサンシャインマラソン」のコースに沿って行われました。参加者は数グループに分かれ、それぞれのレベルに応じてランニングやウォーキングをしながらごみ拾いを行います。参加者は年齢やバックグラウンドを問わず、地域のボランティア団体や高校生、企業のメンバーなどが集まり、合計で可燃ごみ125袋、不燃ごみ57袋のごみを回収しました。
昨年は可燃ごみが135袋あったことを考えると、10袋の減少は肯定的な進展ですが、一方で不燃ごみは昨年の45袋から57袋に増加してしまったことが気がかりです。参加者の中には「拾う人が増えるよりも、捨てる人が少なくなることを望む」という声も聞かれ、ポイ捨て抑止の必要性を再認識させられる結果となりました。
新しい試みと参加者の声
今年の応募者数は過去最多に達し、多くの期待が寄せられていましたが、開催当日は全国的な大寒波に見舞われ、多くの参加者がキャンセルを余儀なくされました。特にいわき市外からの参加者は、悪天候や交通路の不安から参加できないケースが目立ちました。しかし、いわき市内は快晴で風が強かったものの、参加者たちは力を合わせてごみ拾いを果たしました。
また、いわきFCの協力により、参加賞としてオリジナルのステッカーが配付され、U-13のメンバーやスタッフ、サポーターも多く参加しました。大会が近づく中で、コースでは交通規制の看板が立ち始め、いわき市全体でマラソンへの準備が進められています。この「クリーンアップRUN」が、いわき市を訪れるランナーや観客を気持ちよく迎えるための大切な一歩となりました。
参加者の意見と今後の目標
ゲストランナーの上田怜さんは「大人も子どもも関係なく、一緒に楽しめるのがプロギングの良さです。このようなイベントが多くの人に楽しんでもらえることを願っています」と話しました。また、「いわきサンシャイン拾活クラブ」の代表、新妻慎也さんは「マラソン大会とともに、地域の企業も参加してくれました。ランナーと観客に快適に過ごしてもらえるよう、今後も清掃活動を続けていきたい」と意気込みを見せています。
このイベントを通じて、参加者たちが心地よい環境でマラソンを楽しめるようにする取り組みは、地域の絆や意識を高めていくに違いありません。美しく整備されたいわき市を舞台に、多くのランナーが気持ちよく走る姿が見られる日を待ち望んでいます。