Ooochie Koochieの魅力
2025-11-17 18:44:53

奥田民生と吉川晃司、奇跡のユニット「Ooochie Koochie」の魅力を探る

結成の背景



音楽シーンの最前線で長年活躍を続ける奥田民生と吉川晃司。この二人には、1965年に広島で生まれ育ったという深い共通の背景があります。これまで接点は少なかったものの、近年、酒の席を通じて互いの理解を深め、意気投合した結果、奇跡的なユニット「Ooochie Koochie」を結成することになりました。2025年の還暦を迎えるタイミングで生まれたこのユニットは、2月の合体発表後、様々なメディアに登場し、3曲のシングルとアルバムをリリース。地元・広島を皮切りに、7月から9月にかけて全国を巡るツアーを行い、さらには広島での大晦日公演も決定しています。

日本武道館公演の模様



ツアーの一旦の締めくくりとなったのは、9月11日と12日の日本武道館での2DAYS。満席の観衆を前に、定刻を過ぎてステージが暗転すると、そこには奥田と吉川がそれぞれギターを持って登場し、エッジの効いたサウンドで“おちこち”を披露しました。続く「Do The Shuffle」では、70年代のハードロックを思わせるソリッドなサウンドと重なり合うユニゾンが観客を惹きつけます。また、「Three Arrows」では、広島への思いを込めた力強いメッセージを届けるなど、ロックオペラ的な展開も見事でした。

ステージ演出とパフォーマンス



この日のハイライトの一つは、美しいミラーボールが照らす中、色鮮やかな衣装に身を包んだ二人のパフォーマンスです。「GOLD」では、奥田がマイクを手に踊りながら歌い、吉川が絶妙なギターバッキングを披露することで、観客をディスコホールのような雰囲気に引き込みます。続く「片恋ハニー」やダンスミュージックの古典カバー「Dancing Queen」では、お互いの面白さを引き立て合い、場をさらに盛り上げました。

お互いの代表曲の交感



特に注目を集めたのは、お互いの代表曲を交換して歌うパートです。吉川の「LA VIE EN ROSE」を奥田が熱唱し、初期ユニコーンの「Maybe Blue」を吉川が歌う場面では、互いの楽曲に新たな趣が付加され、観客の心を掴みました。その様子からは、シンガーとしての感性と表現力が垣間見えています。エンディングには、彼らが持ち歌である「リトルボーイズ」や「ギムレットには早すぎる」を披露し、還暦を迎えた二人ならではの深いメッセージが伝わってきます。

アンコールとその後の展望



最後を飾るのは、アンコールでのパフォーマンス。奥田の「さすらい」を吉川が歌い、吉川の「Juicy Jungle」を奥田が披露するなど、それぞれの作品に新たな魅力が吹き込まれ、どちらのファンも一つになって楽しむ姿が印象的でした。

このように、「Ooochie Koochie」というユニット名には、「遠いところと近いところ」「昔と今」「現在と将来」という意味が込められており、互いのルーツや共感を大切にしつつ、新たな音楽の表現を追求する二人。年内での活動が一段落するとはいえ、「大人しくない、大人じゃけぇ」と言わんばかりの二人が今後どのような進化を遂げるのか、非常に楽しみです。

番組情報


- Ooochie Koochie TOUR at 日本武道館
放送日時: 11月22日(土) 午後9:00~
放送媒体: WOWOWプライム、WOWOWオンデマンド
- INVITATION/吉川晃司
放送日時: 11月22日(土) 午後6:30~
放送媒体: WOWOWライブ、WOWOWオンデマンド
- Ooochie Koochie ドキュメンタリー
放送日時: 11月22日(土) 午後8:00~
放送媒体: WOWOWライブ、WOWOWオンデマンド

これらの番組では、Ooochie Koochieの舞台裏や彼らの音楽に込めた想いを深く掘り下げています。


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