2028・2032パラリンピックに向けた新施策
一般社団法人日本ゴールボール協会(JGBA)は、国内のナショナルチームの競技力を高める一環として、ハイパフォーマンスディレクター(HPD)の公募を発表しました。2028年のロサンゼルスパラリンピック、2032年のブリスベンパラリンピックを視野に入れ、選手やコーチ、スタッフが最大限の力を発揮できる環境を整える重要なポジションです。
ハイパフォーマンスディレクター(HPD)の役割
HPDは、競技力向上に向けた中長期的な強化戦略を策定し、実行する役割を担います。具体的な仕事内容は、戦略の立案、連携、財務、人事、マーケティングなど多岐にわたります。強化の実務を預かる監督職とは異なり、HPDは上層部からの視点でチーム全体を支えます。これにより、競技の価値を広めるための持続可能な基盤を築くことが期待されています。
募集人数と職務内容
募集人数は、ゴールボール男子と女子のそれぞれ1名の計2名。主に以下の業務が求められます:
1.
戦略(Strategy): 中長期的な強化戦略を策定し、それを団体内に浸透させること。
2.
連携(Collaboration): ステークホルダーとの関係を構築し、環境を整備するための調整を行なう。
3.
財務(Finance): 強化予算の策定と資金獲得戦略の立案。
4.
人事(Human Resources): スタッフの役割を明確にし、研修機会を提供すること。
5.
マーケティング(Marketing & Communication): 強化活動の認知度向上とブランドの価値発信。
これらの活動を通じて、持続可能な強化体制の基盤を確立します。
応募資格
求められる資格としては、大学の学位を持ち、組織運営や人材マネジメントの経験が必要です。特に、パラスポーツに関心があり、協調性が重要視されます。また、スポーツ関連分野の専門知識を有する人物や、強化マネジメントの経験があることが望ましいです。
契約形態と待遇
契約形態は業務委託契約で、活動時間は月80時間程度を予定しています。業務遂行上必要な範囲で月平均20日間の勤務が求められ、2026年4月から2027年3月までの期間で、報酬は経験に応じて決定されます。
募集締切と選考方法
応募の締切は2025年12月22日で、書類選考と面接(オンラインまたは対面)を経て選考結果が通知されます。選考基準には戦略立案力や障害理解に対する姿勢も含まれます。最終的な決定は理事会の承認を得ることで行われます。
終わりに
この機会は、ゴールボール競技の将来に貢献したい方々にとって、競技の発展を支える重要な役割を果たすチャンスです。今後のパラリンピックに向けて、あなたの経験や情熱を注ぐ場所を見つけてみませんか?