新たなホームコメディゲーム「100 Choices」の誕生
日本のエンターテイメント界に新たな風が吹き込まれています。NTTドコモ・スタジオ&ライブ(FANY Studio)が、世界的なエンターテイメント企業であるソニー・ピクチャーズテレビジョン(SPT)と、最新のフォーマット「100 Choices」についてのライセンス契約を締結しました。この契約は、2025年のロンドンスクリーニングで発表される予定です。
「100 Choices」は、参加者が一つのチームとなり、ユニークな質問に対して100通りもの選択肢に挑むという新感覚のホームコメディフォーマットです。参加者は、5つのフィジカルチャレンジに取り組むことで、自分たちの回答の選択肢を絞り込みながら、正解を目指すゲームのスタイルが特徴です。知識、運動能力、チームプレーが求められることで、視聴者を楽しませる新しいコメディゲームショーとなっています。
2023年10月には、「100 Choices」がワールドホームランファクトリー・シーズン1の第1エピソードとしてBSよしもとで放送されました。その後、2023年12月のAsia TV Forum & Marketでパフォーマンスを披露し、SPTとの契約に至りました。今後、SPTの支援のもと、国際的にフォーマットが配信されることが期待されています。さらに、SPTが所有する制作会社によって、英国、米国、オーストラリア、メキシコ、ブラジルでも制作される予定です。
フォーマットの開発に関して、ソニー・ピクチャーズテレビジョン 国際フォーマットSVPのLaura St. Clair氏は「100 Choices」は家族向けエンターテイメントのジャンルに新しい切り口を加えたものであり、週末のゴールデンタイムにぴったりのフォーマットであると評価しています。このフォーマットの魅力を世界中のバイヤーに提供できることを大変嬉しく思っているとコメントしています。
また、NTTドコモ・スタジオ&ライブのチーフプロデューサーである河村真里氏も、「100 Choices」は芸人たちが頭を使い、体を張って世界中でヒットを狙うホームランフォーマットの第一弾であると語ります。SPTのサポートのもと、このフォーマットが国際的に受け入れられることを心から願っていると述べています。
ロンドン・スクリーニングは、2021年から毎年開催されているイベントであり、欧米の主要な配給会社が集まり、新作フォーマットを初公開する場としての役割を果たしています。このスクリーニングでは、バイヤーへのアピールだけでなく、業界関係者とのコネクションを深める機会も提供されています。2025年の詳細情報については、The London TV Screeningsの公式サイトで確認できます。
ソニー・ピクチャーズテレビジョンは、様々なジャンルのコンテンツを世界中で制作・配信する大手プロバイダーであり、その国際的な影響力は計り知れません。一方、FANY Studioは、日本最大級の通信会社NTTドコモと吉本興業の合弁会社であり、その使命は革新的なエンターテイメントビジネスの創出です。今回の「100 Choices」フォーマット契約は、両社の強みを活かした大変意義深いコラボレーションと言えるでしょう。
「100 Choices」がいかに受け入れられ、成長するのかが今後の楽しみです。エンターテイメントの新たな形を求める視聴者にとって、このゲームショーがどのような新鮮な体験をもたらすのか、期待が高まります。