自然の音楽を堪能
2025-08-22 13:11:26

東京フィルハーモニー交響楽団、2025年9月定期演奏会で響く大自然の調べ

東京フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会2025年9月のご案内



2025年9月11日から14日、東京フィルハーモニー交響楽団が定期演奏会を開催します。指揮を務めるのは、首席指揮者アンドレア・バッティストーニ。今季のテーマは「大自然の音楽」で、彼がどのように自然を音楽に反映させるのか、非常に興味深い公演となるでしょう。

この演奏会では、19世紀から20世紀のヨーロッパ音楽における転換期を象徴する作品を通じて、聴衆に新鮮な音楽体験を提供します。特に注目すべきは、リヒャルト・シュトラウスの名作『アルプス交響曲』です。広大な自然を描写したこの曲は、バッティストーニの指揮のもと、大編成のオーケストラによってその魅力が最大限に引き出されることでしょう。

アンドレア・バッティストーニの指揮



バッティストーニは今年1月、イタリアのトリノ王立歌劇場の音楽監督に就任しました。新たな音楽監督としての活動とともに、ベルギーのワロン王立歌劇場ではコンポーザー・イン・レジデンスを務め、2026年からはシドニー・オペラハウスに拠点を置くオペラ・オーストラリアの音楽監督にも就任が決定しています。彼の活躍は、今や国際的な舞台での評価を高めており、多くのファンが期待を寄せています。

プログラムの内容



演奏会のプログラムには、イタリアの作曲家イルデブラント・ピッツェッティの『夏の協奏曲』が含まれます。この作品は東京フィルによる日本初演であり、ピツェッティの特性を如実に表現した作品として非常に重要な位置を占めています。また、自然をテーマにしたシュトラウスの『アルプス交響曲』と組み合わせることで、リスナーにとって、より深い自然の体験を提供することでしょう。

ピッツェッティは1880年に生まれ、多くの作品を残しましたが、彼の音楽はロマン派的な色合いを持ち、特にオーケストラ音楽に特化していました。シュトラウスとは一世代の差はあれど、共に戦時中の日本政府からの委嘱も受けた作曲家であり、その音楽はある種の共通性を持っています。これらを聴くことで、観客はヨーロッパにおける20世紀の音楽の多様性を感じ取ることができるでしょう。

コンサートの詳細



これらの演奏会は以下の日時で行われます:
  • - 9月11日(木)19:00 - サントリーホール
  • - 9月12日(金)19:00 - 東京オペラシティ コンサートホール
  • - 9月14日(日)15:00 - Bunkamuraオーチャードホール

各コンサートは、興味深いプログラムとともに、初めてクラシック音楽を体験する方や、長年のファンにとっても楽しめる内容となっています。バッティストーニの卓越した指揮により、オーケストラの一体感とパフォーマンスは際立つものとなるでしょう。

チケット情報



チケットは、各公演ごとに設定されており、価格はSS席が15,000円、S席10,000円、A席8,500円、B席7,000円、C席5,500円です。また、東京フィルフレンズ会員様は優待料金で購入できる特典もあります。

詳しい情報や購入方法については、東京フィルハーモニーの公式ウェブサイトをご覧ください。楽しい音楽体験を通じて、心に残る秋のひとときをお過ごしいただけることを願っています。


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