合同会社元就が挑む地域活性化~栃木県日光への本社移転
2023年、動画制作とコミュニケーション施策を手がける合同会社元就が、栃木県日光市に本社を移転することが発表されました。移転先は、地域の自然を生かした「TORCH Camping & Coworking Space」。この新たな拠点を活用し、企業や自治体に「動画」を通じての発信力強化を図ります。
栃木への愛着と起業の背景
合同会社元就の代表である毛利直史さんは、鳥取県出身で、2022年に妻の故郷である日光市に移住。それから日光市の起業支援サロンのバックアップを受け、2023年に合同会社元就を設立しました。このような経緯があったからこそ、日光は特別な地であり、恩返しの意味も込めて本社を移転しました。
動画を軸にした新たな施策
本社下では、「動画」を活用した様々な施策を計画しています。コロナの影響も受け、いかに受け手に伝わるかが重要視される中で、視覚的かつ感覚的にメッセージを届けられる「動画」の必要性は増しています。この背景を踏まえ、企業にとっても「動画」は欠かせないツールであると言えます。
これまでにコマーシャルや採用動画、YouTubeコンテンツの制作など、多岐にわたるプロジェクトに取り組みました。特に採用が難しい現代において、教育における動画の需要も増加しているため、人事関連の施策に特化したコンテンツ提供を進めています。
地域交流を促進する『日光まば結いセッション』
本社移転に合わせて、25日に開催予定のイベント『日光まば結いセッション』では、異文化と地域が交わる場の提供を目指しています。毛利さんが「今、話を聞きたい人」をゲストに招くこのトークセッションは、地域の魅力を知り、交流を深めるための重要な一歩です。初回は2月25日に実施予定で、数か月ごとに続けていく考えです。
このイベントは、世代や組織を超えたアイデアの交換や交流を図り、日光が持つ無限の可能性を引き出す場となることでしょう。今後、自治体や学生とのコラボ企画も視野に入れています。
栃木の魅力を広めるロケコーディネーターとして
毛利さんは、お笑いの世界を経て、動画制作に関わってきた経歴もあり、栃木県へのロケ招致活動も行っています。企業や団体が強みを発揮できるよう、栃木の魅力を積極的に伝える役割を果たしています。この取り組みを通じて、観光資源の発展にも貢献したいと考えています。
全ての施策は「わかりやすく」
合同会社元就の信念は、「難しいものはわかりやすく、わかりやすいものは面白く」。クライアントの期待に応えるため、徹底的にヒアリングし、視聴者の立場で考えたコンテンツを提供しています。単なる制作物ではなく、成果に繋がる戦略が求められます。
毛利さんは「地域企業や団体が日光という地で活かされることが、私たちの使命」と語り、これからの事業展開に熱い意気込みを持っています。合同会社元就は新たな拠点を経て、さらに多くの企業や地域との結びつきを生み出し、栃木県全体の活性化を促進していくでしょう。