プロレーサー加藤達彦が選ぶGT3車両4選
株式会社セガから登場した『Project Motor Racing』は、リアルなレース体験を追求するレースシミュレーターです。PlayStation®5やXbox Series X|S、さらにPCでも楽しめる本作は、北米の国際モータースポーツ協会(IMSA)との公式ライセンス契約に基づき、魅力的なGT3クラスの車両を多数収録しています。今回は、プロレーサーである加藤達彦さんが特におすすめするGT3車両4台を詳しく解説していただきました。これから、その特長と走行性能についてお話しします。
Audi R8 LMS GT3 Evo II
AudiのR8 LMS GT3 Evo IIは、空力性能とサスペンションジオメトリーが進化したモデルで、卓越したバランスと安定性を誇ります。このモデルには、5.2LのV10自然吸気エンジンが搭載されており、高速走行時でも安定した操作性が楽しめます。加藤さんはこの車両について、「初めて参加したeモータースポーツの世界大会で運転した思い出深い一台」と語ります。その魅力的な特性は、特にコーナリング時にその力を発揮します。
Mercedes AMG GT3
名門メルセデスのGT3マシンであるMercedes AMG GT3は、6.2リッターエンジンによる強大なパワーと安定性がポイントです。GT3黎明期から、数多くの耐久レースで成功を収めてきた実績があります。加藤さんのコメントによると、「2015年に登場し、その豊かなトルクと長年の改良が生んだ安定感は信頼の証」とのこと。GT3カテゴリーにおける王道の一台として、その完成度をぜひ体感することをおすすめします。
Acura NSX GT3 Evo22
次に紹介するのはAcura NSX GT3 Evo22です。この車両は、3.5リッターV6ツインターボエンジンを搭載し、ミッドシップレイアウトを採用しています。その結果、独特のコーナリング性能と理想的な重量配分を実現しています。加藤さんは、「滑らかなターンインと安定したトラクション性能がもたらされ、この車の魅力は圧倒的だ」と述べています。特にサーキットでの走行において、その真価を発揮します。
Chevrolet Corvette Z06 GT3.R
最後に、アメリカの誇る名車、Chevrolet Corvette Z06 GT3.Rを紹介します。このモデルは、5.5リッターの自然吸気V8エンジンを搭載し、その圧倒的なパフォーマンスを誇ります。加藤さんは、「アメリカンマッスルの魂を受け継ぎながらも、最新のGT3規定に基づいて改良されたコルベットの走りは感動的」と話しています。特に、そのエンジン音は、ドライバーを魅了する要素の一つです。
加藤達彦を知る
加藤達彦さんは愛知県豊田市出身で、レーサーを目指すきっかけは幼少期に鈴鹿サーキットで見たマツダRX-7のレーシングカーだと語っています。彼はグランツーリスモの日本代表として国際大会で戦った経験を活かし、現在はリアルレースにも挑戦しています。2024年にはCABANA RACINGからロードスター・パーティレースに参戦し、シリーズチャンピオンを獲得しました。2025年にはMAZDA SPIRIT RACINGからスーパー耐久に挑む予定です。
まとめ
『Project Motor Racing』は、リアルなモータースポーツ体験を提供してくれる作品です。今回ご紹介したGT3車両は、それぞれが異なる魅力を持ち、加藤達彦さんの視点での解説を通じてその訴求力を感じることができました。これからもこのゲームでのさらなる進化が楽しみです。ぜひ一度プレイして、その魅力を体感してみてください。