Motulとマクラーレンの提携
2025-09-16 17:42:29

MotulがマクラーレンF1チームのオフィシャルサプライヤーに!2026シーズンからの新たなパートナーシップ

MotulがマクラーレンF1チームと新しい章を開く



2025年9月15日、モータースポーツ界において重要なニュースが発表されました。高性能潤滑油のグローバルブランドであるMotulが、マクラーレン・レーシングとのパートナーシップを結び、2026年シーズン以降のマクラーレンF1チームのオフィシャルサプライヤーとして加わることが決定しました。この提携により、Motulは3年間にわたり高性能トランスミッションフルードを提供することになります。

Motulの歴史は1950年代にさかのぼり、彼らは過去50年以上にわたりモータースポーツの最前線で活躍してきました。1971年には、アンリ・ぺスカロロのマトラチームのテクニカルパートナーとしてF1に関与し、1974年にはフランク・ウィリアムズ・レーシングカーズと提携。このように、F1はMotulの歴史の中でも重要な位置を占めてきました。

マクラーレンF1チームの信頼の証



マクラーレン・レーシングは、Motulの革新的な技術に強い信頼を寄せています。共同最高商務責任者のニック・マーティン氏は、「Motulのオフィシャルサプライヤーとして迎え入れることに大変喜んでいます。彼らの卓越した技術と誇り高い歴史は、私たちの伝統を忠実に反映しています。新しいパートナーシップの実現を楽しみにしています」とコメントしています。

Andreea Culcea氏、Motulの最高ブランド&コミュニケーション責任者も、「マクラーレンとの提携は、MotulがF1に戻ることを象徴しています。これは、パフォーマンスとイノベーションのための理想的な機会であり、高著名なレーシングチームの一員となることを誇りに思っています」という熱い思いを寄せています。

これまでの歴史と今後の展望



Motulとマクラーレンとの関係は、GT3チームのサポートや耐久レースで相互の信頼を築いてきた長い歴史があります。この度の提携は、9か月にわたる厳格なテストを経て確立されたもので、ただのスポンサーシップではなく、技術的なパートナーシップであることが強調されています。

F1マシンにMotulのロゴが掲示されるわけではありませんが、トランスミッションやディファレンシャルのフルードを提供することで、Motulの技術が最大限に活用されます。マクラーレンの高いパフォーマンス要求に応えるため、Motulは摩擦の低減と保護性能向上に挑戦し続けています。この努力は、次世代の製品開発に活かされ、すべてのMotulボトルに込められた技術としてユーザーに提供されることでしょう。

サステナビリティと未来のビジョン



マクラーレン・レーシングは、1963年に設立された以来の伝統とともに、モータースポーツにおけるサステナビリティを追求しています。2040年までにネットゼロを達成するという目標も掲げています。また、両ブランドの価値観は、さらなる挑戦への意欲や革新に満ちた未来を描いており、今回はまさにその始まりに過ぎません。

Motul(モチュール)は1853年に設立され、現在160か国で展開している潤滑油のグローバルブランドです。高品質な潤滑剤は常に性能向上のための革新的な技術に基づいており、ル・マン24時間レースやWEC、MotoGPなどの主要選手権でもその信頼性を証明してきました。今後もMotulは次世代のパフォーマンスとサステナビリティという課題に取り組み続け、その進化を見せることでしょう。

この新しい提携が生み出す未来に、我々はますます期待を寄せています。どのような技術革新が待ち受けているのか、今後の動向から目が離せません。


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