日本発の現代サーカス『CIRQUEWORK』がニューヨーク単独公演決定！

福岡の現代サーカス、『CIRQUEWORK（シルクワーク）』が世界に羽ばたく

福岡市を拠点に活動する現代サーカスカンパニー、CIRQUEWORK（シルクワーク）が、2026年春にアメリカ・ニューヨークで初の単独公演を開催することが決まりました。この公演は、古くからある劇場「The New Victory Theater」で実施されるもので、日本の現代サーカスとしては史上初の試みとなります。

『YOAH（ヨア）』とは？

CIRQUEWORKの代表作である『YOAH』は、現実と幻想の狭間で夜明けを探し続ける女性の物語を描いたサーカス作品です。言葉を超えた感動の表現が繰り広げられ、特に光るディアボロ（中国ゴマ）を使ったジャグリングや、エアリアルアクロバット、デジタル映像と音楽が融合したパフォーマンスが見どころです。観客は目の前で繰り広げられる美しい光景に魅了されることでしょう。

ヨーロッパツアーも控える

さらに、2025年にはハンガリー、デンマーク、オランダの9都市を巡るヨーロッパツアーを行う予定です。このツアーは、福岡から世界へと進出するCIRQUEWORKの新たな挑戦の一部であり、日本の現代サーカスの可能性を広げるものとなるでしょう。

望月ゆうさくが手掛ける総合演出

本作の原作および総合演出を担当するのは、CIRQUEWORKの共同創設者であり、国際的なディアボロアーティストである望月ゆうさく氏です。望月氏は、ジャグリングを“コミュニケーションメディア”として再定義し、映像や音楽、身体表現を融合させた斬新なスタイルで知られています。彼のユニークなビジョンが、このサーカスの根幹を形成しています。

国際的な賞を受賞

『YOAH』は、2022年に北九州芸術劇場で初演されて以来、世界各地で好評を得ています。特に、オーストラリアの「アデレード・フリンジ」では、観客数が10,000人を超え、二年連続で「Best CIRCUS Award Weekly Winners」を受賞する快挙を遂げました。また、エディンバラ・フリンジフェスティバルでは最高評価である星五つを獲得し、日本発の現代サーカスとしての注目度が急速に高まっています。

参加するパフォーマーたち

公演には多様な才能を持ったアーティストが集結します。エアリアル・シルクの増井紬や品川瑞木をはじめ、ディアボロの名手である望月ゆうさく、ボールジャグリングの森田智博、そして新世代ディアボロアーティストの鳥居ひろみきなどが参加予定です。各アーティストがそれぞれの技術を駆使し、感動的なパフォーマンスを提供します。

海外ツアー日程

- 2025年

8月6日〜11日｜Sziget Festival（ブダペスト／ハンガリー）
10月18日｜Musikteatret Albertslund（コペンハーゲン／デンマーク）
10月22日〜26日｜DeLaMar（アムステルダム／オランダ）
10月29日｜Theater aan de Schie（スヒーダム／オランダ）
10月31日〜11月1日｜Theater Heerlen（ヘールレン／オランダ）
11月4日〜5日｜Parktheater Eindhoven（アイントホーフェン／オランダ）
11月7日〜9日｜Chassé Theater（ブレダ／オランダ）
11月13日〜15日｜Theater Orpheus（アペルドールン／オランダ）
11月19日〜21日｜Martiniplaza（フローニンゲン／オランダ）