アビスパ福岡が新たな地域防災の取り組みを発表！

アビスパ福岡が消火栓標識とコラボレーション

アビスパ福岡が、地域防災の重要性を広めるため、消火栓標識株式会社とタッグを組んだ新しい試みを発表しました。本企画は、10月4日に開催される「TAKE ACTION Month！」において、同社がデザインした「アビスパ福岡チーム応援スポンサー看板」のお披露目を行うというものです。この取り組みは、2024年からのスポーツチームとの連携の一環であり、Jリーグでは初めての試みとなります。

消火栓標識の役割と必要性

消火栓標識は、火災時に迅速に水を供給できるよう、地下に設置された消火栓の位置を示すものです。赤いポールに「消火栓」と記された円形の表示板が特徴で、その下にある広告枠から得られる収入によって維持管理が行われています。しかし、認知度が低いため、東京都内では約80%の広告枠が未利用のままです。この問題が解決されなければ、将来的には消火栓標識の管理が難しくなる可能性もあります。

全国の民間企業との連携

消火栓標識は、全国に約20社の民間企業と連携しており、福岡県内では消防標識株式会社が管轄を担当しています。全体の消火栓標識の中で、広告枠の未利用率は約70%と深刻な状況にあり、各企業の努力によって今のところ維持が行われています。今回のアビスパ福岡との協力は、消火栓標識株式会社の岡田猛志氏によって企画されており、今後は福岡での設置や管理も行います。

地域に根ざした取り組み

消火栓標識株式会社は、地域防災への意識を高めるため、地域密着型のプロスポーツチームとのパートナーシップを強化していく方針です。この「消火栓標識パートナーシップ制度」は、2024年から本格的に開始され、全国各地のプロスポーツと連携を深めることを目指しています。アビスパ福岡との横断的なコラボレーションは、その第一歩として記念すべきものとなります。

『TAKE ACTION Month！』の目的

今年の「TAKE ACTION Month！」は、皆で地域の課題に対する行動を促す体験型イベントです。「誰かがやってくれる」という受け身ではなく、1人1人が社会課題の当事者として何ができるのか考えようというメッセージが込められています。昨年実施された「TAKE ACTION Week！」の成功を受け、今年はその規模や期間が拡大されています。

10月4日には、クラブ創設30周年を祝うイベントとして「横浜FC戦」を取り入れ、OB戦やさまざまなプロジェクトを展開します。具体的な活動内容としては、「ホームタウンクリーン大作戦2025」や「救命救急AED講習」、「ブラインドサッカー体験会」などが予定されており、アビスパデザインの消火栓標識もその一環として展示されます。