年末の中古車市場
2025-11-28 13:17:00

2025年11月、中古車買取相場は年末も高水準を維持中

中古車買取相場は年末も高水準



株式会社ファブリカホールディングスが運営する中古車査定サイト「車選びドットコム買取」から、2025年11月の中古車買取相場レポートが発表されました。このレポートは、今年の10月の買取相場動向と過去2~5年間の相場を基に、今後の推移を予測したものです。最新の市場状況において、買取価格は過去5年間でも最も高値を記録した昨年と比較しても、約10%上昇しています。

高止まりする買取相場の要因



買取価格が高水準で推移している理由として、円安の進行や中古車輸出需要の拡大が挙げられます。政府の統計によれば、今年の中古車輸出台数は月間約13万台で推移し、年初から9月までの累計は前年同期比で約10%の増加を示しています。

特に新興国市場における車両需要が急増しており、国内であまり人気のなかった車種や軽自動車までもが輸出されています。この動きが買取価格の上昇をさらに後押ししています。執筆時点では、この高止まりが続く見通しであり、年明け以降も需要は供給を上回ると考えられています。

中古車買取の具体的な動向



2025年11月版レポートによると、9月から10月にかけて買取価格が上昇し、平均買取価格が100万円を超え、110万円に迫る水準となりました。今後年末商戦が収束した後、一時的な落ち着きは見込まれますが、その下落幅は数万円に留まり、高止まり傾向が引き続き続くことが予想されています。

特に海外で需要が高まっている3~5年落ちの車両は、中古車の絶対数が不足しているため、需要超過の状態が続くでしょう。ただし、主要な輸出先の経済動向や法規制の変更が影響を及ぼす可能性も十分に考えられます。

買取ランキングの紹介



車選びドットコムはボディタイプ別の中古車買取ランキングも発表しています。国産車では、軽自動車が特に人気で、順位は1位となっています。以下が最新のランキングです。

  • - 国産車ボディタイプ別買取ランキング
1. 軽自動車 - 27.4% (前月比 +0.8%)
2. ミニバン/ワンボックス - 18.6% (前月比 +0.5%)
3. コンパクト/ハッチバック - 17.1% (前月比 -0.1%)
4. SUV/クロカン - 8.6% (前月比 -0.4%)
5. セダン/ハードトップ - 6.7% (前月比 -0.9%)

輸入車では、SUV/クロカンが人気を集めています。特にセダンは2位にランクインするなど、安定した人気を示していますが、全体の割合は前月とほぼ変わらない状況です。

  • - 輸入車ボディタイプ別買取ランキング
1. SUV/クロカン - 26.8% (前月比 +0.9%)
2. セダン/ハードトップ - 20.1% (前月比 +1.0%)
3. コンパクト/ハッチバック - 19.9% (前月比 -2.9%)
4. トラック - 11.1% (前月比 +4.3%)
5. クーペ - 9.5% (前月比 +1.4%)

売却は計画的に



中古車を売却する際には、年内のタイミングでの売却をお勧めします。特に、需要が高い年式やボディタイプを持つ車両は、年明けになると売却価格が変動する可能性が高まります。そのため、次の車種選定も考えつつ、早めの判断が重要です。

この高い買取相場を逃さず、計画的な売却や買い替えを進めると良いでしょう。最新の情報は「車選びドットコム買取」サイトをチェックしてみてください。


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