圧倒的なエネルギーで描く、女性革命のドラマ『いま、革命を夢見るのは、女』

作品の舞台裏から探る『いま、革命を夢見るのは、女』

2025年10月17日金曜日、東京都中野区に位置するテルプシコールにて、特別な一夜だけの公演が行われます。Acting Arts Groupエンギシャが贈る『いま、革命を夢見るのは、女』では、たった5名の俳優が圧倒的なエネルギーで命懸けの革命の物語を描きます。

この作品は、革命を夢見る三人の女性の姿を通じて、今までの歴史とその繰り返しの現実に問いを投げかけます。物語の中心となるのは、母の意思を受け継ぐ娘・真希、暗殺された父を持つ裕福な家の娘・瑛里佳、そして北朝鮮のスパイという立場のパンディ。彼女たちがどのように運命に導かれて出会い、命を懸けているのか、そのドラマを深く掘り下げていきます。

特に注目すべきは、本作が単なる革命賛美の物語ではなく、歴史のなかで繰り返される争いがもたらした現実を鋭く描写している点です。どれだけのリーダーたちが、過去の争いから新たな社会を生み出してきたのか？今なお続く兵器の生産や戦争の影が、どのように我々の未来に影響を及ぼしているのか？この問いに対するヒントが、舞台の上で観客に伝えられます。

演技や声、パフォーマンスを駆使した5人の俳優たちが創り出す壮大な世界観。彼女たちの命懸けの姿勢を目の当たりにすることで、単に観るだけではない、心に残る体験が得られることでしょう。

Acting Arts Groupエンギシャについて

Acting Arts Groupエンギシャは、「何もない空間に命の風景を創る」というテーマのもと、ほぼ素舞台でストレートプレイを展開。セットや小道具に依存せず、俳優自身の表現力と魅力が際立つ作品を制作しています。演技者たちは自由な場面転換を活かしつつ、彼らなりの舞台芸術を追求しています。メンバーは金星辰、大地薫、中村蓮、水上多楽の4名です。