フィリップ・グラス『MISHIMA』―オーケストラとバレエの饗宴―
三島由紀夫の生誕100周年を祝う特別な公演が、2025年11月14日に東京オペラシティコンサートホールで行われます。この舞台は、フィリップ・グラスの音楽に焦点を当て、彼が手掛けた映画『MISHIMA』(1985年公開)の楽曲を meldしたものです。バレエ、オーケストラ、美術の三位一体が生む、新しい芸術表現が展開されます。
今年の秋、三島忌を迎えるにあたり、三島由紀夫と親交の深い美術家・横尾忠則が手掛ける作品が舞台の背景に。その美術作品は、三島由紀夫の独特な世界観を表現しています。また、現代音楽の巨匠であるフィリップ・グラスから絶大な信頼を受けて活躍するピアニスト・滑川真希が、『ピアノとオーケストラのための協奏曲「Mishima」』を演奏します。
バレエは、東京バレエ団のゲストプリンシパル・上野水香と、牧阿佐美バレェ団からのプリンシパルダンサーたちが新作を披露します。彼らのダンスは、グラスの音楽と驚くほどの調和をなすことでしょう。この公演において、さらなるハイライトには、国際的に活躍するヴァイオリニスト・川井郁子が登場します。彼女は『アメリカン・フォー・シーズンズ』を奏で、三島の作品に息を吹き込むことでしょう。
美と力の共演によって生まれる「MISHIMA」の世界は、ただの音楽やバレエに留まらず、視覚的な美しさと深いメッセージを含むものです。大型のオケと現代バレエが絡み合い、作品の持つ豊かなテーマや感情が観客にも伝わることでしょう。 現代の舞台芸術の枠を超え、三島由紀夫の信念や独創性を表現するこの特別公演は、音楽ファン、ダンスファンともに見逃せないものです。
チケット情報
一般チケットの販売は9月6日から開始予定です。価格はSS11,000円、S9,000円、A7,000円(いずれも税込、特製パンフレット付き、全席指定)。観客が一堂に会するこの機会をお見逃しなく、チケットは各所でお申し込み可能です。
フィリップ・グラス『MISHIMA』が示す新しい時代の芸術は、三島由紀夫の信じた美や意味を現代に再現します。この舞台を通じて、観客は三島の“軌跡”と“記憶”を共に体感し、感動を新たにすることでしょう。文化と歴史の交差点で織り成す美の饗宴に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
公演の詳細やチケットに関する情報は、公式サイトをご覧ください。
公演オフィシャルサイト