田原本町初導入の海洋生分解性人工芝
奈良県田原本町で、ミズノと株式会社カネカが共同開発した海洋生分解性人工芝「Re Green Grass UMI」が、自治体として初めて採用されました。この取り組みは、田原本町が掲げる持続可能な経済基盤の構築を目指す「たわらもとReBORNプロジェクト」と呼ばれ、地域のスタートアップ企業と連携しながら新たな産業の創出を推進しています。
Re Green Grass UMIとは
「Re Green Grass UMI」は、カネカの生分解性バイオポリマー「Green Planet®」を活用した環境配慮型の人工芝であり、海洋プラスチックごみやマイクロプラスチックの問題解決に寄与するために開発されました。この人工芝は、時間が経つにつれて水と二酸化炭素に分解される特性を持っており、万が一、摩耗した芝が衣服や靴について外部に持ち出されても、海洋環境に与えるリスクを最小限に抑えられます。
住民参加型のイベント
新しい人工芝の導入にあたって、田原本町は地域住民を対象とした親子向けの人工芝張りイベントを主催しました。このイベントには多くの参加者が集まり、実際に人工芝を施工する体験を通じて、地域の広場への愛着を育む機会となりました。参加者は、人工芝の素材やそれに関連する環境問題についても学び、地域が直面している海洋プラスチックごみやマイクロプラスチック問題への理解を深めました。
ミズノの持続可能な取り組み
ミズノは今後も、環境に配慮したスポーツ施設や景観施設の提案を続けていく方針で、地域コミュニティや自治体との連携を強化し、持続可能なまちづくりを実現するための取り組みを進めます。「Re Green Grass UMI」シリーズは、スポーツ用と景観用の2タイプが展開されており、それぞれ「Re Green Grass 9」と「Re Green Grass Exterior」として利用されています。充填材には「Field Chip UMI」が使用されています。
プラスマ・アワード2026での受賞
この「Re Green Grass UMI」シリーズは、「プラスマ・アワード2026」での使う・減らす部門において金賞を受賞しており、環境問題に対する取り組みの一環として高い評価を受けました。地域の住民が一緒に参加することで、公共空間への愛着を深め、地域活性化にもつながることでしょう。
田原本町の新たな挑戦は、環境に優しいまちづくりへの一歩として、多くの人々に注目されています。自分たちの手で育てた公共空間を利用することができるという新たな価値が、地域のコミュニティに新しい風を吹き込むことでしょう。