吉本芸人×低酸素トレーニング!猛暑のなかでも走力アップを実現!
2025年の夏、記録的な猛暑の中、都内のリカバリーフィットネスサロン「3Po亀戸中央店」で、吉本興業に所属するアスリート芸人・宇野けんたろう氏をゲストに迎えた特別イベントが開催されました。その名も「目指せサブ4!in 3Po 低酸素ルーム×宇野メソッドで走力UP!」。
このイベントは、8名の市民ランナーを対象にしたもので、参加者は10代から50代まで幅広い年齢層。低酸素環境下での短時間集中トレーニングを通じて、通常の3倍以上の運動効果を実現することを目指しました。
一歩先行くトレーニングの背景
低酸素トレーニングとは、酸素濃度を通常よりも低く設定された環境で行うトレーニングです。この方法により、体が酸素を効率よく利用しようとするため、VO2MAX(最大酸素摂取量)の向上が期待できるのです。特に市民ランナーにとっては、フルマラソンを4時間以内で完走すること(サブ4)は大きな目標。このイベントでは、そのための新しい方法として低酸素トレーニングを紹介しました。
イベントのスケジュールと内容
イベントは、18時30分から20時までの90分間構成で、以下のプログラムが設けられています。まず、参加者は施設の説明を受けた後、宇野氏とともに外で約3kmを走ります。その後、低酸素ルームでの高強度インターバルトレーニングに移ります。トレーニング中は、使用機器の傾斜を最大50度まで調整可能な特製ウォーキングマシンや、負荷調整機能付きのエアロバイクを使い、全員がしっかりと体を追い込んでいきます。
参加者の反応
参加者たちは、低酸素環境でのトレーニングの新しさに感動し、難しさを実感しながらも、その効果を体感しました。高校生陸上部のA氏は、「まさに合宿でのトレーニングみたいで、酸素の薄さを感じながらも刺激的だった」と語り、市民ランナーのB氏も「普段は嫌っていたランニングマシンが、傾斜をつけることで楽しく感じた」と話しました。中には、トレーニングの強度が予想以上だったことから、一時的にリタイアした参加者もいたとのことですが、宇野氏はその価値を強調しました。
猛暑における新たな選択肢
2025年の7月30日は、気温が32-33度という厳しい条件でしたが、宇野氏は「この猛暑の中でもVO2MAXを高めることができるのは貴重な体験だ」と評価。さらに、今後はこのような低酸素トレーニング施設が、持続可能なスポーツ環境の一部となることを期待しています。施設は、気候変動を鑑みた新たなスポーツの場として、多くの市民ランナーに革新をもたらすでしょう。
地域貢献および今後の展望
地元江東区での開催も重要な点で、宇野氏は「亀戸を盛り上げたい」という想いでこのイベントに参加しました。このように地域密着型でのスポーツ振興が、新たな交流の場を生むとも考えられます。トレーニング後にはリカバリーマシンを体験し、参加者はその効果に驚きを隠せませんでした。
宇野氏は、今後も定期的なアスリート指導イベントを開催する意向を示し、さらなるトレーニング法の開発に貢献していくことを宣言。これからのトレーニング改革としての低酸素メソッドの位置付けが期待されます。
まとめ
猛暑下でのトレーニングが困難になる中、低酸素トレーニングは効率性と安全性を兼ね備えた新たな選択肢を提供しました。今後、多くの市民ランナーがこのスタイルに触れることで、さらなる健康づくりが進むことが期待できるでしょう。