ヌレエフ版『くるみ割り人形』
2026-01-24 21:56:29

映画館で楽しむヌレエフ版『くるみ割り人形』の魅力とは

映画館で堪能するヌレエフ版『くるみ割り人形』



伝統と革新の融合



350年以上の歴史を持つパリ・オペラ座は、世界最高峰の芸術を誇ります。そんなパリ・オペラ座の魅力を映画館で楽しむ特別な機会がやってきます。2026年1月23日から3月19日まで、選りすぐりの2演目が全国の劇場で上映される『パリ・オペラ座 IN シネマ 2026』の一環として、ヌレエフが振り付けた『くるみ割り人形』が登場します。

このバレエは、単なる冬の風物詩ではなく、大人向けの心理的深みが魅力です。原作の幻想的な要素に加え、主人公クララの成長に焦点を当てた作品は、視覚的にも感情的にも観客を引き込む力を持っています。

心理描写を際立たせる演出



舞踊評論家の森菜穂美氏によると、この作品の特筆すべき点は、ドロッセルマイヤーと王子を同じダンサーが演じるところにあります。これにより、クララが二人のキャラクターを通じてどのように心理的に影響を受けているのかが、作品全体を通じて描かれています。特にクララの夢の中での体験は、現実と幻想の境界を巧みに行き来し、観る者に強い印象を与えます。

1幕には、ねずみたちの襲撃という衝撃的なシーンがあり、2幕では悪夢のクリーチャーが登場するなど、心理的なホラー要素も映えており、観客はまるで映画を観ているかのような感覚になります。これにより、クララの内面が舞台上で具体化され、不安や恐怖が視覚的に表現されるのです。

豪華なバレエの最高峰



対照的に、お菓子の国の華やかさや、金平糖のグラン・パ・ド・ドゥの美しさは、正統派クラシックバレエの魅力が詰まっています。ヌレエフの卓越した振り付けによる緻密なテクニックは、観客を魅了し、クラシックなスタイルの美しさが際立っています。クララの成長と圧倒的な音楽が重なり合うシーンは、非常に感動的で、観る者の胸を揺さぶります。

特別なキャスト



主役のクララ役は、パリ・オペラ座のエトワールであるドロテ・ジルベールが演じます。彼女の繊細な演技と表現力は、思春期の少女ならではの複雑な感情を引き出します。また、ドロッセルマイヤーと王子役には若手エトワールのギヨーム・ディオップが起用され、そのパートナーシップが生む化学反応は見逃せません。

このヌレエフ版『くるみ割り人形』は、日本では完全な形での上映は初めてです。この独特な公演を映画館で体験できることは、バレエファンにとって貴重な機会となります。

上映情報



『パリ・オペラ座 IN シネマ 2026』の『くるみ割り人形』は、TOHOシネマズ 日本橋をはじめ全国各地の劇場で上映されます。料金は一般3,000円、学生は2,000円(税込)です。ぜひこの機会に、映画館でバレエの魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。


公式サイトやSNSで最新情報をチェックしてください。美しいパリ・オペラ座のバレエが、多くの人々の日常に彩りを加え、新たな感動を提供してくれることでしょう。


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