インテージグループと東京ワイルズが地域活性化を目指すパートナーシップ
2023年、株式会社インテージホールディングス(以下、インテージHD)とプロアイスホッケークラブ「東京ワイルズ」が新たなパートナーシップを締結しました。この協力関係の目的は、地域活性化やファンエンゲージメントの向上、そしてスポーツの価値を明確にすることです。
インテージHDは、長年にわたってリサーチノウハウとデータ分析を活かし、企業のマーケティングだけでなく、地方自治体の施策支援にも取り組んできました。一方、東京ワイルズは「地域に支えられ成長するクラブ」を掲げ、西東京地域での活動を強化しています。この両者が組むことで、スポーツの持つ社会的価値を可視化し、持続可能な地域モデルを構築することが期待されています。
パートナーシップの目的と背景
スポーツが地域にもたらす影響は計り知れず、地域への誇りや愛着の形成、経済的な波及効果、そして健康促進など多岐にわたります。しかし、このような価値を定量化し、政策や経営に活かす仕組みはまだ整っていないのが現状です。
インテージHDは、データを生活者の視点で活用することで、マーケティング活動やEBPM(Evidence Based Policy Making)をサポートしてきました。これにより、スポーツが持つ価値を多角的に分析できる立場にあるのです。東京ワイルズは、地域密着型の活動を強化しており、インテージHDとの連携により、スポーツの価値を可視化したいと考えています。
パートナーシップの主な取り組み
この新たなパートナーシップには、いくつかの主な取り組みがあります。
1. スポーツマーケティングの高度化
- - ファンデータの分析を通じて基盤を強化し、ブランド価値を向上させる。
- - 来場者の満足度を測り、観戦体験を改善。
- - 動線や消費行動を把握し、ファン獲得のための施策を立案。
2. 地域価値の可視化
西東京エリアを対象に、スポーツ観戦と地域愛着、幸福度との関連を調査します。これにより、スポーツが地域にもたらす価値を定量化し、各種施策の根拠となるデータを提供します。
3. 共同PR・情報発信
得られたデータや知見を活用し、広報活動を実施します。これにはメディアへのプレスリリース、セミナー、SNSを活用した情報発信が含まれ、「スポーツ×地域×データ」の事例を全国に誇示します。
両社のコメント
東京ワイルズの岡本博司代表取締役は、「地域から愛されるクラブを目指す中で、インテージHDのノウハウを活かし、スポーツの力を見える化し、地域に貢献できることを嬉しく思います」と語ります。
インテージHDの仁司与志矢社長は、「データの力で地域づくりに貢献することがこのパートナーシップの目的です。スポーツがもたらす価値を明確にし、地域の未来のために取り組みます」と述べました。
今後の展開
2026年春からは、地域住民調査やファン調査の実施が始まります。その結果は、自治体や地域企業と共有し、「スポーツを核とした地域価値創造モデル」の構築を目指します。最終的には、他地域や他競技にもこのモデルを適用し、全国規模でスポーツの価値を定量化していくことを視野に入れています。
このパートナーシップは、スポーツを通じて地域社会の活性化を促進し、さらなるファン拡大を目指す新たな一歩となるでしょう。