中国市場に進出!
2026-08-06 12:08:30

旭化成のAcetolyte™技術、中国市場で初のライセンス契約を締結!

旭化成のAcetolyte™技術、中国市場に初のライセンス契約



近年、電気自動車(EV)やエネルギー貯蔵システム(ESS)の需要の高まりに伴い、中国における高性能リチウムイオン電池の要求が急速に進展しています。そんな中、旭化成株式会社は、この度、ハイケム株式会社の中国の現地法人である高化学(上海)国際貿易有限公司と、同社の電解液技術「Acetolyte™」に関する初のライセンス契約を締結したことを発表しました。

高性能な電解液「Acetolyte™」とは



「Acetolyte™」は、旭化成が開発した電解液技術であり、主にアセトニトリルを含有しています。この技術は、イオン伝導性が非常に高く、低温環境では出力を向上させ、高温環境でも優れた耐久性を発揮します。これにより、電池のコスト削減や小型化だけでなく、エネルギー密度の向上にも寄与します。

ライセンス契約の背景と目的



今回の契約は、旭化成にとって中国市場における初のライセンス契約です。これは、同社のスーパーイオン伝導性電解液の普及を目指す重要な一歩とされ、ハイケム上海はこの技術を用いて中国の電池メーカーに電解液を供給することになります。両社は、顧客開発や供給体制の確立を通じ、市場におけるAcetolyte™の採用を拡大していく方針です。

協力の期待



ハイケム上海の総経理である龍 月元氏は、約20年にわたりリチウムイオン電池関連事業に取り組んできた経験を基に、「Acetolyte™が持つ低温特性を最大限に活用し、電池業界に新たな発展をもたらす」と自信を持っています。また、旭化成の松崎 修常務執行役員は、今回の契約が「Acetolyte™のグローバル展開を加速する重要な一歩」と強調しています。

旭化成の長期ビジョン



旭化成は、2025年4月に発表した中期経営計画『中期経営計画2027 ~Trailblaze Together~』のもとで無形資産を活用した「TBC(Technology value Business Creation)」を推進しています。この計画の中では、2025~2027年度中に10件以上のライセンス活用を目指しており、2030年頃までに累積利益で100億円以上を見込みます。

気候変動対策や持続可能な未来に向けて、旭化成の技術が電池業界でどのように革新をもたらすのか、今後に注目が集まります。


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