アラン・メンケン音楽回顧
2025-07-08 16:42:32

アラン・メンケンの音楽旅路を辿るコンサートレポート

アラン・メンケンの音楽旅路を辿るコンサート



2025年7月7日、七夕の夜に行われた『アラン・メンケン ソロコンサート「ホール・ニュー・ワールド・オブ・アラン・メンケン」』のレポートが届きました。このコンサートは、大阪府立国際会議場で開催され、アラン・メンケンの音楽と彼の物語を楽しむ特別な時間となりました。彼はディズニー映画の名曲を数多く生み出しており、観客たちは彼の演奏に魅了されました。

開演と第一部のスタート



コンサートが始まると、グランドピアノの前に立つアランがにこやかに現れ、「こんばんは! 暑いね!」と日本語で挨拶。まず、代表作の一つ『アラジン』にちなんだ「Prince Ali」を披露し、会場の雰囲気を一気に盛り上げました。

続いて、彼は自身のオフィスや数々のトロフィーの写真を映し出しながらストーリーを語ります。第一部は、アランが11歳の頃に作曲した「Can’t Bring Back the Past」で始まり、軽やかな笑い声の中、会場は和やかな空気に包まれました。バレエダンサーのジャニスとの出会いや結婚についても話し、彼女の貴重なビデオクリップも流れました。

ハワード・アッシュマンとの出会い



特に印象的だったのは、盟友である作詞家ハワード・アッシュマンとの出会いについて語る場面です。「人生を変える出会いがありました」とハワードを紹介し、二人が手がけた作品やミュージカルの楽曲を演奏。制作秘話やハワードとの思い出を語るアランの姿は、感情豊かで感動的でした。

会場には、ディズニー映画『美女と野獣』の制作時に録音されたカセットテープの音源も紹介され、アランの言葉からその名曲がどのように生まれたのかが伝わってきました。その瞬間、会場からは感嘆の声が漏れました。

第一部の締めくくり



そして、第一部の最後には『エリアンと魔法の絆』から「The Way It Was Before」を披露し、ハワードへの想いを込めて歌い上げました。スクリーンには二人の思い出の写真が映し出され、感動的な雰囲気に包まれました。

日本との特別な関係



第一部終了後、アランは日本との特別な思い出を振り返ります。「初来日は34年前の『リトル・マーメイド』の年だった。カルチャーショックで日本がどれほど好きか実感した」と語り、今回の公演は彼にとって19回目の来日であることを明かしました。

第二部の幕開け



第二部では、アランがイギリスの作詞家ティム・ライスとの出会いから始まった作品を紹介し、初めてのディズニーソング「A Whole New World」を披露。観客はその名曲に酔いしれました。さらに、アランはさまざまな作詞家との共作についても語り、その知られざるエピソードが会場を盛り上げました。

曲の解説を通じて、アランがいかに音楽に情熱を抱いているかが伝わり、会場は感動の渦に包まれました。「今でも新しい曲を書くときは、初めての時のような気分です」とアランが語ると、会場からは大きな拍手が送られました。

感動のフィナーレ



クライマックスでは、ハワードとの思い出を込めた「Proud of Your Boy」を披露し、静かに情熱を込めて歌いました。ひとときを共に分かち合ったファンたちと、アランのつながりを感じる瞬間でした。

アンコールでは、『シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ』の「Compass of Your Heart」を披露し、その特別なメッセージに心が打たれました。最後にはスタンディングオベーションが沸き起こり、アランも応えて再びステージに戻りました。盛大な拍手に包まれながら、彼の音楽と共に過ごした贅沢な時間を振り返る夜となりました。

このコンサートは、アラン・メンケンが手掛けた名曲とともに、彼の豊かな人生の物語を感じる特別なひとときでした。プロデューサーや演出者の巧妙な演出により、観客たちは音楽に秘められた感動と、その背後にある物語を体験できる貴重な機会となりました。


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