新たな表現力を獲得した歌声合成ソフト『鏡音リン・レン NT』の全貌
2025年10月15日、クリプトン・フューチャー・メディアが満を持して発表したのは、歌声合成ソフトウェア『鏡音リン・レン NT』です。この新バージョンは、2007年から続く人気ソフト『鏡音リン・レン』の進化形であり、ツインボーカルの新しい可能性を提示しています。今回はその詳細に迫ります。
【『鏡音リン・レン NT』の特長】
『鏡音リン・レン NT』は、ユーザーが好みの歌唱スタイルを容易に実現できる「Automatic Control」機能を搭載。これにより、ピッチカーブやビブラート、子音長などの設定が簡単に行えます。クリエイターは手間を掛けずに、理想とする表現を追求できるのが魅力です。
新しさを感じさせるのは、新開発の歌声合成エンジン。これにより、これまで以上にダイナミックで、かつ人間味あふれる歌声を生成できます。ボーカルの表現幅は広く、ユーザーは自分の想像力に従って独自のサウンドを作り上げることが可能です。
ツインボーカルの新ボイスライブラリ
本製品に含まれるボイスライブラリは4種類。『鏡音リン』の元気な声を象徴する「Original」と、吐息を交えた「Whisper」、そして『鏡音レン』の凛々しい「Original」と儚さを持つ「Whisper」が用意されています。これらは全て新開発のリシンセシス技術によって作られ、高品質を誇ります。
また、自分の好みに合わせてトーンを調整できる「Voice Color」や、複雑なボイスエフェクトを組み合わせて多様な歌声を創り出すことも可能です。特に「Vocal Morphing」は新たに加わった機能で、異なる表情を持つボイスライブラリを混合し、さらなる多彩な歌声表現を実現しました。
【新技術による表現力の拡充】
『鏡音リン・レン NT』は、音楽制作初心者からプロディーサーまで幅広く支持されています。付属のボーカルエディター「Piapro Studio NT2」やDAWソフト「Cubase LE」により、パソコン一つで本格的な音楽制作が即座に始められる利便性もポイントです。
音楽クリエイターの市瀬るぽ氏による発売記念ソング「Entanglement」のMVも公開予定で、その歌声を通じて、新生『鏡音リン』と『鏡音レン』の魅力がどのように表現されるのか、ファンは楽しみにしています。
【まとめ】
『鏡音リン・レン NT』は、歌声合成の枠を超えた新しい音楽体験を提供します。音楽制作の楽しさを伝え、クリエイティブな活動をサポートする製品として、多くのユーザーに愛されることでしょう。さあ、新たに生まれ変わった『鏡音リン』と『鏡音レン』の世界へ、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
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