博報堂とCJ ENMがタッグを組み、音楽IP創出に向けた新会社を設立
新たな挑戦の始まり
株式会社博報堂は、韓国のエンターテインメント企業CJ ENMと共同で新たな合弁会社「Chapter-I」を設立すると発表しました。この会社はグローバル音楽市場における新しいビジネスモデルを構築し、音楽IPの創出を目指します。「Chapter-I」という名称には、私の夢の最初の章という意味が込められており、今回の取り組みが新たな出発点であることを象徴しています。
音楽市場の進化
近年、K-POPは世界中の音楽市場において重要な役割を果たしています。音楽消費が単なる聴取から、ファンとの深いエンゲージメントを基盤とした多角的なビジネスへと進化している中で、博報堂とCJ ENMは、新たな音楽IPの創出を通じて、ヒット曲や人気アーティストだけでなく、生活者一人ひとりの心に響く音楽を提供し、その人生を豊かにすることを目指しています。
Chapter-Iのビジョン
Chapter-Iは、両社の強みを活かし、生活者発想のクリエイティビティとグローバルなエンターテイメント事業のノウハウを組み合わせていきます。具体的には、コンテンツの企画開発やデジタルマーケティング、アーティスト育成、楽曲制作、そしてLIVEやマーチャンダイジングといった幅広いエンターテインメント体験を提供していく方針です。このような取り組みを通じて、市場ニーズや生活者のインサイトに基づいた音楽IPの創造を目指します。
初のプロジェクト:HIP POP Princess
最初のプロジェクトとして、日韓合作のサバイバルオーディション番組『HIP POP Princess』がCJ ENMのMnetで放送される予定です。この番組はラム、ダンス、プロデュースなどのスキルを兼ね備えた新世代のアーティストを発掘するプロジェクトで、2025年10月に放送を開始します。これにより、生活者にとって心から応援したくなるストーリー性を持ったオーディション体験を提供することを目指しています。
CJ ENMのビジョン
CJ ENMは1995年に設立され、グローバルエンターテインメント業界において多くの成功を収めてきました。彼らは音楽、映画、メディアコンテンツにおいてKカルチャーの新たな地平を切り開く活動を続けており、アカデミー賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』や、トニー賞を受賞したミュージカル『Kinky Boots』など、様々なジャンルでの活躍が注目されています。
未来の展望
博報堂とCJ ENMが設立したChapter-Iは、グローバル音楽IPビジネスの成長機会を追求し、生活者に新しいエンターテインメント体験を提供することを目指しています。今後も彼らの取り組みから目が離せません。新たな音楽の章がどのように展開されていくのか、期待が高まります。