日本初公開『ニクスの怪物』
2025-07-30 11:08:49

テリー・ギリアムとトム・ウェイツが声優参加した『ニクスの怪物』が日本初公開!

伝説のパペット・ミュージカルアニメ『ニクスの怪物』が日本初公開



サプライズ満載のジオラマのようなアニメーションとミュージカルが融合した『ニクスの怪物』が、日本に初お目見えします。この作品は、2019年に急逝したスペインのアニメーション作家ROSTOが監督、脚本、作曲を手掛けたもので、約5年をかけて完成された傑作です。先日行われたプレスイベントで、本作に参加した豪華声優陣が発表され、話題を呼んでいます。

ROSTOの独特な世界観



ROSTOが生み出した『ニクスの怪物』は、通常のアニメーションとは異なる独自のスタイルを持っています。この作品では、従来のアニメとパペットの要素が組み合わさり、観客をROSTOの夢の世界へと誘います。物語の舞台は「のどかな村ニクス」。しかし、少年ウィーリーは、村で起こったすべてを食いつくす怪物と対峙することになります。この奇妙な状況に彼はどのように立ち向かうのか。ウィーリーの冒険を通じて描かれるテーマは、友情と自立心、そして勇気です。

声優陣の豪華さ



本作の魅力の一つは、テリー・ギリアムやトム・ウェイツといった著名な声優陣が参加している点です。テリー・ギリアムは森の小屋に閉じ込められた恐怖心いっぱいのレンジャー役を演じ、彼のユーモラスな声がこのキャラクターに命を吹き込みます。また、トム・ウェイツは、一見するとカラスに見えるが、自らをツバメと主張する不気味なバージルを演じています。彼がウィーリーに教える重要な要素は、物語の鍵とも言える存在であり、彼の存在感が作品に更なる深みを与えています。

メトロポール・オーケストラ



音楽はROSTO自身が手掛け、メトロポール・オーケストラの演奏により生き生きとしたサウンドが届けられます。ROSTOは生前、ミュージカルに対して独自の見解を持っていたため、自ら作曲に挑んだことは特筆すべき点です。このオーケストラとのコラボレーションによって、映画全体の雰囲気が一層引き立ち、多くの観客を魅了しました。

複合メディアでの挑戦



本作は、ROSTOが関わった「Mind My Gap」という複合メディアプロジェクトの一環としても注目されています。このプロジェクトには、彼が手掛けた数々の短編映画や音楽作品が含まれており、世界中の映画祭で評価を受けています。特に、短編映画「ジョナ/トムベリー」での成功がROSTOの名を広める要因となりました。

ROSTO追悼上映



この上映は、ロストの遺作及びドキュメンタリーとの特集上映として、リスキットが主催しています。『四つの悪夢』とドキュメンタリーを合わせた95分のプログラムは、ROSTOの功績を振り返る機会となっています。

ROSTOの作品は、見る人に深いインパクトを与え続けることでしょう。日本での初公開のこの機会をお見逃しなく!


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