ヘリテージ・オークションズ、2025年新記録の年
2025年、米国テキサス州の「ヘリテージ・オークションズ」が総売上21億5,000万ドルを超え、5年連続で年間売上記録を更新しました。その規模は約3,400億円に相当し、2024年の18億6,700万ドルを大きく上回ります。幅広いコレクター層に支持され、映画、スポーツ、アート、ジュエリーなど多様なカテゴリにおいて成果を挙げた一年となりました。
映画関連アイテムの衝撃的落札
特に映画関連のオークションでは、注目を集めるアイテムが連発。7月には、映画史を象徴する小道具『市民ケーン』の「ローズバッド」のそりが、1,475万ドル(約22億1,000万円)で落札されました。この金額は映画メモラビリアとしての最高落札価格を記録し、ヘリテージのエンターテインメント部門の力を証明しました。
さらに、12月には『スター・ウォーズ/新たなる希望』のポスター原画が387万ドル(約5億8,000万円)で取引され、映画ポスターとしてもオークション史上最高額を記録。この成果は、映画関連アートがただの memorabilia に留まらず、美術品としても評価されるべき存在であることを示しています。
また、希少本オークションでは、J.R.R.トールキンの『ロード・オブ・ザ・リング』の初版本が25万ドル(約3,750万円)で落札され、未署名セットとしての最高額を更新しました。これにより、歴史部門も前年を上回る約1,580万ドル(約24億円)の売上を達成。
コミックとアートの飛躍
コミック部門でも驚異的な成績が上がりました。9月には、フランク・フラゼッタによる『コナン』小説の表紙原画が1,350万ドルで落札され、コミックアートとしての世界記録を打ち立てました。そして11月に落札されたCGC 9.0評価の『スーパーマン No.1』は912万ドル(約13億7,000万円)となり、オークション史上最高額を記録しました。これにより、コミックとコミックアート部門は総売上約2億1,620万ドル(約324億円)に達しました。
スポーツの記録的キャッチ
スポーツ部門では、マイケル・ジョーダンが1992–93年シーズンで実際に着用したユニフォームが262万3,000ドル(約3億9,000万円)で落札。加えて、ジョーダンとコービー・ブライアントのサインが入った世界唯一のカードが1,293万2,000ドルで取引されるなど、多くの話題を提供しました。この結果、スポーツ部門は年間で1億8,920万ドル(約284億円)を達成しました。
アメリカ美術と貨幣オークションの好調
アメリカ美術部門では、ノーマン・ロックウェルの作品が725万ドル(約10億9,000万円)で落札され、総売上は1,476万ドルに達します。また、貨幣オークションでも成功を収め、特に米国コイン部門では総売上が2億5,490万ドル(約401億円)を達成しました。
信頼を背景に次なる飛躍へ
ヘリテージ・オークションズのCEOであるスティーブ・アイビー氏は、これらの成果に対して「重要なのは数字だけでなく、多様な分野で示されたヘリテージの一貫した強さだ」とコメント。人々の信頼に基づく同社の基盤は、今後も世界規模でのオークション活動を強化し、収集品市場の新たな価値を創出していくことでしょう。2026年、ヘリテージ・オークションズが仕掛ける次なるオークションにもぜひ注目してください。