笹田知里が再び舞台へ!
2025年のFWT CHALLENGERに出場することが決まった笹田知里(ささだちさと)選手。彼女の挑戦は、ただの競技を超えて、彼女の人生そのものを象徴しています。雪と共に歩む人生について、そして今回の大会への意気込みを伺いました。
フリーライドとの出会い
当時10歳の彼女がスキーに初めて触れたのは、家族旅行がきっかけでした。ツリーランに魅了されたカナディアンのインストラクターと出会ったあの日、自由に滑ることの楽しさを自然と学びました。「フリーライド」という言葉には馴染みがなくても、確かに運命的な出会いがそこにあったのです。
学問とスキーの狭間で
神奈川県の学校では、アルペンスキー部に所属しながら、思うように練習ができずもどかしい日々でした。大学に進学するも、学業が優先となり、スキーに割ける時間は限られました。「フリーライドをしたい!」という思いが募る中、海外留学の機会が訪れました。選んだのはオーストリア。学業とスキーを両立させようという強い意志により、彼女は再びスキーに向き合うこととなります。
大会参加の決意
留学中は大会には出場しなかったものの、様々なフリーライドキャンプに参加。その楽しさが忘れられず、帰国後に「絶対に大会に出る!」と決心します。「大会を1シーズンやり切ろう」というつもりで臨んだ白馬での生活は、彼女にとって新たな出発点でした。そこでの出会いや体験を通じ、フリーライドの魅力に取りつかれ、その後も精力的に大会に出場し続けています。
FWT CHALLENGERへの再挑戦
2025年のFWT CHALLENGERは2度目の出場となります。今回もウェイティングリストからの繰り上がりでの参戦ですが、新しいフォーマットやスケジュールが施行され、事前に準備を整えてきました。仕事とスキーのバランスを考え、白馬に移住したことが、彼女のスキー人生における大きな転機となったと語ります。
スキーを通じてのメッセージ
「雪と共に歩む人生は感情や人間そのものを豊かにする」と語る笹田選手。彼女が出会ったスノーコミュニティは、自身の考えを形作る重要な要素です。スキーを通じて仲間や新たな環境問題への気付きが得られ、特にスタートが遅かった彼女だからこその視点で、取り組んでいきたいと願っています。「FWT CHALLENGER 2025への参戦は、その力の発信の一つです。全力で挑むつもりです。」
プロフィール
笹田選手は1993年生まれ、神奈川県横浜市出身。10歳からスキーを始めて以降、フリーライドに出会い、その魅了に取りつかれています。2022年には白馬へ移住し、スキーに専念する日々を送り、2024年からはオーストリア・インスブルックを拠点に活動。その後、再びFWT CHALLENGERに挑戦する運びとなりました。
お知らせ
笹田選手の最新情報やサポートの一環として、彼女が撮影した写真を収めたカレンダーが販売中です。詳細は彼女のSNSで確認できます。これからの大会に向けての応援も再度よろしくお願いします!