テレビ朝日が受賞した革新的な映像合成技術
株式会社テレビ朝日が開発した「AIを用いた放送用ヒューマンキーヤー」が、2025年の日本民間放送連盟賞など、なんと3つの主要な技術賞を受賞しました。この技術は、人物の認識AIと最先端のXR(Extended Reality)技術を融合させたシステムで、業界内での革新性と実用性が高く評価されています。
受賞したアワード一覧
- - 2025年 日本民間放送連盟賞 技術部門優秀賞
- - 2025年度 一般社団法人 映像情報メディア学会「技術振興賞」コンテンツ技術賞
- - MPTE AWARDS 2026 第79回技術開発奨励賞
これらの受賞は、テレビ朝日の技術革新に対する取り組みが、映像制作の現場においても重要な役割を果たしていることを示しています。
新しい映像表現の可能性
本システムはAIを使用して、人物のシルエット抽出を行い、その背後にCGを配置することが可能です。従来の方法では、人物をグリーンバックで撮影する必要がありましたが、今では屋外や仮設スタジオといった多様な場所でCG合成が可能になりました。この革新により、制作コストの削減や作業効率の向上に貢献し、映像表現も大いに自由度が向上しました。
実際、2025年度にはすでに100件を超える放送実績があり、以下のような人気番組での導入が進んでいます。
主な番組での活用事例
- - 「MUSIC STATION SUPER LIVE」
アーティストのライブステージが立体的なAR表現で彩られ、LEDデザインとの相乗効果で新たな空間を作り出しました。
天気中継において、CG背景を使用したわかりやすい解説が可能になり、視聴者により直感的な情報提供を実現しました。
- - 「サタデーステーション」「ミラノ・コルティナ五輪」
スタジオ演出において、出演者の背後や足元にCGが配置され、新しい視覚的な演出が可能に。特に「ミラノ・コルティナ五輪」では海外の現地スタジオでもこの技術が威力を発揮しました。
今後の展望
テレビ朝日は、今後とも最先端テクノロジーを駆使し、映像表現の進化を続けるとともに、新しい価値の創造に全力で取り組んでいく方針です。この技術がもたらす新しい可能性に、私たちも期待を寄せています。テレビ朝日の挑戦は、映像制作だけでなく、視聴者にとっても新しい体験を提供することでしょう。