映画『じょっぱりー 看護の人 花田ミキ』の凱旋上映
国際赤十字・健康映画祭で特別賞を受賞した『じょっぱりー 看護の人 花田ミキ』が、日本での凱旋上映を迎えます。この映画は、戦争という命の重さが試される時代に、看護に命をかけた青森県の伝説的な保健師、花田ミキの波乱の人生を描いています。彼女の信念や、戦場での経験がどのように彼女を形作っていったのか、深く掘り下げた作品となっています。
映画祭での受賞
2025年6月12日から20日まで開催された第21回International Festival of Red Cross and Health Filmsで、映画はRed Cross Special Awardを受賞しました。この賞は、赤十字精神を体現した作品に与えられる特別なもので、映画のメッセージがいかに重要であるかを示す証となりました。
上記の映画祭は1965年に始まり、平和や人間の尊厳をテーマとした作品が高く評価されています。世界の映画祭でも名を馳せるこの映画祭での受賞は、大きな意味を持つものです。
花田ミキの生涯
この映画は、太平洋戦争から80年目にあたる今、花田ミキが従軍看護婦として経験した数多くの戦場のストーリーを描いています。彼女は、日中戦争と太平洋戦争の3度にわたって召集され、20代の大半を戦場で過ごしました。「命を阻むものはすべて悪」という彼女の信念は、どのように生まれ、どのように育まれたのか。その背景には、戦争の悲劇や命を守ることの重要性があります。
トークイベントと上映情報
映画の上映後には、監督の五十嵐匠氏とプロデューサーの鎌倉幸子氏による特別トークイベントが開催されます。この貴重な機会では、映画制作の裏話や、花田ミキの人生について深く語られる予定です。参加者は、彼らから直接その思いを聞くことができるチャンスです。
日時は2025年8月28日(木)18:30から21:00まで、会場は東京都千代田区の出版クラブビル3階ホールです。チケットはオンラインで購入可能で、2,000円の参加費が必要です。収益はエファジャパンの事業に寄付されるため、参加することで社会貢献にもつながるのが魅力的です。
映画を通じたメッセージ
『じょっぱりー 看護の人 花田ミキ』は、ただの映画ではなく、見ている人に深い感動と思考を促す作品です。現在を生きる私たちがどうやって命を尊び、平和を守るべきか、その考えを促す重要なメッセージが込められています。映画を観た後は、ぜひトークイベントにも参加し、さらなる理解を深めてみてはいかがでしょうか。
この特別な上映会にぜひご参加ください。