地元の声を力にプロへ挑戦する松井選手
豊橋市出身で、読売ジャイアンツ(巨人軍)に育成3位で指名された松井蓮太朗選手(18)が、2025年11月10日に豊橋市役所を訪れました。長坂尚登市長に対し、プロの世界への意気込みと感謝の思いを語る機会を得ました。
甲子園での輝かしい成績
松井選手は、中学時代から注目されていた巧打者で、強肩を生かした守備で知られる捕手です。今年の夏、愛知大会決勝戦では、延長戦の末に勝ち越しのタイムリーを放ち、チームを甲子園初出場に導きました。この特別な舞台では、初戦で準優勝校の日大三高に敗北したものの、彼は堂々たるプレーで2本のヒットを打ち、しっかりと存在感を示しました。
ドラフトの日、松井選手は豊橋中央高校で仲間や家族の見守る中で、巨人から指名を受け取り、その瞬間を多くの人と共有しました。
新たなステージへの決意表明
市役所での表敬訪問の際、松井選手は「やっとスタートラインに立てた」と感想を述べ、プロとしての厳しい戦いに挑む決意を明かしました。「これからも応援していただけると本当に嬉しいです。頑張ります」と力強くコメント。
同世代のライバルたちについても触れ、「誰が使われ、誰が生き残るのかが重要。支配下選手に関係なく、一軍を目指します」と胸を張りました。
地元への感謝の気持ち
彼は甲子園での大観衆の応援について振り返り、「あれだけの方々が応援してくれていることは自分にとって大変プラス」と感謝の気持ちを強調しました。「豊橋の人々の思いを背負って頑張ってきます」と笑顔で語りました。
長坂市長は、松井選手に「まずは公式戦に出てほしい。そして将来的には、日本を代表する選手になって欲しい」とエールを送りました。
「全力プレー」で恩返しの誓い
市長との面会後のインタビューで、松井選手は自らの役割について「バッティングでも守備でも、チームのために行動できると思っている」と述べ、具体的な目標についても触れました。「バッティングでは広角に強い打球を、守備では盗塁を刺すことが目標です」と語り、これらをプロの舞台でも達成するために練習を重ねる意向を示しました。
最後には、甲子園の大声援を思い出しながら、「今度はいちプロ野球選手として、豊橋への恩返しに全力プレーを見せたい」と強く誓いました。松井選手の未来が楽しみです。