ABCラジオ特別番組「ぼうさい部」がギャラクシー賞を受賞!
2024年度のギャラクシー賞ラジオ部門において、朝日放送ラジオ株式会社が制作した特別番組「ABCラジオぼうさい部スペシャルあの日に学ぶ未来への備え」が優秀賞を受賞しました。この番組は、1995年の阪神淡路大震災から30年を迎えるにあたり、震災の記憶や教訓を次世代に伝え、防災や復興の意義を考える機会を提供しました。
番組の内容と放送の意義
この特別番組は、震災の記憶を振り返りながら、被災者の声や現場での対応、防災策の進化、ボランティアの活動など、幅広いトピックに焦点を当てました。リスナーにとっては、現在の防災に対する意識を高める素晴らしい機会となりました。この番組の中で、震災を経験した人々の心の声や思いを直接聞くことができ、当時の辛さや苦しみを共有することで、今後の備えを考えるきっかけを与えました。
パーソナリティとゲストの貢献
パーソナリティとして高野あさおと北村真平が務め、震災当時の生々しい音声から番組がスタートしました。高野は震災当時の自らの経験を語り、リスナーから寄せられた多くのコメントや体験談も紹介されました。さらに、当日はいくつかのゲストも登場し、彼らの視点から被災後の取り組みや教訓を紹介し、番組に深みを与えました。
例えば、島田大氏や松川杏寧教授が防災についての意見を述べ、神戸大学の山邑太左衛門氏は震災の教訓を未来にどう活かすかについて語りました。多岐にわたる意見が交わされ、リスナーへのメッセージとして「災害の悲惨さを伝えること」が強調されました。
リスナーとのつながり
多くのリスナーが震災当時の自身のエピソードを送り、放送中にはその中からいくつかが紹介されました。これにより、リスナー同士が共感し合い、震災の記憶を共に振り返ることができました。
受賞コメントと感謝の思い
受賞に際して高野あさおは、「このような素晴らしい賞をいただき、恐縮しています」とコメント。彼は、北村アナの声に感謝しながら自らの体験が未来へと受け継がれることの重要性を強調しました。一方、北村真平は「人の数だけ悲しみの形が異なる中で、寄り添う放送とは何なのかを考え続けたい」と語りました。
この番組は、30年経った今でも色褪せない震災の記憶を語り継ぎ、未来の災害への備えを考えさせる重要な役割を果たしています。彼らの努力によって、震災を知らない若い世代にもその健康的な備えが広がることを願っています。
番組情報
- - 番組名: ABCラジオぼうさい部スペシャルあの日に学ぶ未来への備え
- - 放送日時: 2025年1月13日(月・祝)おひる12時~3時
- - 出演者: 高野あさお、北村真平(ABCアナウンサー)
- - ゲスト: 島田大(ABCテレビ報道部)、松川杏寧(兵庫県立大学准教授)、木戸崇之(ABCテレビディレクター)、菅井智絵(北陸朝日放送アナウンサー)、鶴田宏樹(神戸大学バリュースクール准教授)、山邑太左衛門(櫻正宗11代当主)
- - コメント出演: 桑原征平、桂文珍、上沼恵美子、桂吉弥、伊藤史隆(ABCテレビアナウンサー)、小縣裕介(ABCテレビアナウンサー)