横浜FCの内田智也選手が「Jリーグ気候アクションアンバサダー」に認定
このたび、Jリーグが2025年10月より開始する「Jリーグ環境教育授業」において、横浜FCのクラブリレーションズオフィサー(C.R.O)である内田智也選手がアンバサダーに認定されました。この授業は、気候変動に関する意識を高めることを目的としており、国内のJクラブのホームタウンで様々な形で展開される予定です。
環境意識を高める教育プログラム
「Jリーグ環境教育授業」は、2025年10月下旬から2026年6月までの間に40~50回程度開催される予定です。この授業の主な目的は、子どもたちに気候変動の現状やその原因を学んでもらうことで、身近な環境問題を「自分ごと」として受け止め、具体的な行動変容へとつなげることです。将来的には、気候アクションを担う人材育成に寄与できることを目指しています。
アニメを通じた環境教育
授業では、Jリーグが協賛・制作協力しているショートアニメーションシリーズ「FUTURE KID TAKARA」を活用し、参加する現役選手や選手OBが先生役を務めます。アニメーションとオリジナルのワークシートを使用し、約45分の授業を展開します。これにより、子どもたちが楽しみながら学べる環境を提供し、自然に気候問題への興味を育む狙いがあります。
アンバサダーとしての役割
内田選手は、Jリーグ気候アクションアンバサダーとして、地域での気候教育の推進役となります。各クラブがどのように環境問題に取り組むかを示すアイコンとしての役割を担い、地域での環境教育に参加していきます。認定制度を通じて、所定のプロセスを経て選ばれた彼らが、地域社会における気候変動への取り組みをリードします。
内田智也選手のコメント
内田選手は、「気候アクションやサスティナブルな活動は難しいことではなく、自分たちの生活に身近なものであることを伝えたい」と語ります。また、スポーツを通じて楽しみながら環境問題に取り組むことの大切さを強調し、「横浜FCと一緒に活動することで、より多くの人々に気候アクションの重要性を感じてもらいたい」と述べています。
「教育機関、企業、行政、スタジアムなど、これまで点で行っていた活動をより大きな力に変えるために、クラブ全体での取り組みを進めていきたいです」との思いを語り、より広いステークホルダーを巻き込むことが重要だと強調しています。
この新たな試みを通じて、Jリーグが目指す気候変動対策の理念が浸透し、次世代の若者が環境問題に取り組む姿勢を育んでいくことが期待されます。内田智也選手の活動は、単なるスポーツの枠を超え、社会全体にポジティブな影響を与えることになるでしょう。